格安の夜行バスを比較対決

おすすめの夜行バスを比較

サンシャインツアーの夜行バス

サンシャインツアーの夜行バス

サンシャインツアーの夜行バスは東京発着を中心に関西発、名古屋発、仙台発、広島発、新潟発、金沢発、福岡発など人気主要都市の路線を運行しています。

シートは横幅やシートの前後幅もゆったりで人気No.1の「3列シート」、リーズナブルながらレッグレストがついてゆったり快適な「ゆったり4列シート」、ローコストで普段使いのバスと同じ感覚で乗れる「スタンダード」、3列シートバスの最後列4列を女性専用にした女性限定の「レディース4」から選べます。

予約時に女性安心マークが入ったバスの場合は座席の配慮もしてくれるので女性1人での利用でも安心。予約はインターネットか電話で24時間受付していますが、インターネットであれば振込手数料がかからないのでお得です。

>>サンシャインツアーの公式サイトはこちら

夜行バスブルーライナー

夜行バスブルーライナ

夜行バスブルーライナーは関東~関西の路線を中心に、関東~名古屋、関東~仙台、関東~新潟の路線を運行しています。時期によっては平日限定で東京~大阪間が2,200円で利用できるなどお得なキャンペーンもあるのでHPは要チェック。

夜行バスブルーライナー公式サイトの「バスのる.jp」は非常に見やすく予約も簡単にでき、電話予約のように手数料200円がかからないのでお得です。また日程変更も1回無料、出発8日前までならキャンセル料も無料なので便利に利用しましょう。

安全に対しても取り組みがされており、「貸切バス安全性評価認定制度」の認定も受けています。運行車両も安全性の高い新しい車両を採用し、全ルート全便で運行距離、時間に関わらず乗務員2名が乗車するなど意識の高さがうかがえます。

>>夜行バスブルーライナーの公式サイトはこちら

WILLER TRAVELの夜行バス

WILLER TRAVELの夜行バス

WILLER TRAVELの夜行バスは東京、大阪、名古屋、仙台、金沢、福岡などの主要都市を中心に全国各地を運行しています。日中も走る高速バスも含めるとWILLER TRAVELが取り扱う路線は120路線以上、毎日880便以上で年間240万人以上が利用しており、バスと宿泊・ツアーなども一緒に予約が出来て非常に便利です。

こだわりのシートは全部で19種類。シェル型パーテーションでプライベート空間が満喫できる「コクーン」、ホテルラウンジがコンセプトの「エグゼクティブ」、女性専用でMyカーテンや温熱ヒーター設置の「ボーテ」、低価格な「バリュー」、宇宙ツアーを体感できるアトラクションバス「スターファイター」など、他にはない移動時間を楽しめるシートもあります。HPではWEBクーポンの配布や「水曜WILLERでGO!」というお得なセール情報もあるので必見です。

>>WILLER TRAVEL(旧:JAM BUS)の公式サイトはこちら

オリオンツアーの夜行バス

オリオンツアーの夜行バス

オリオンツアーの夜行バスは関東、東北、北陸、信越、東海、関西、中国・四国、九州の発着で運行しています。出発10日前までの予約なら「早トク10」の利用がお得。座席数限定ながら関東から関西、関東から名古屋が2,500円~、関東から仙台が2,200円~など、格安で利用できます。またHPには人気路線の最安値情報も掲載しているのでチェックしましょう。

シートの種類は「プライベートトリプル」から「スタンダード」まで6種類。空席があれば出発当日18時まで予約受付可能です。東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンのチケットとホテルがついたプランや、日程限定で全国のコンサートやライブ会場付近への直行便の運行など利用者の目線に立ったプランがあります。

>>オリオンツアーの公式サイトはこちら

ロイヤルホリデーの夜行バス

ロイヤルホリデーの夜行バス

ロイヤルホリデーの夜行バスは、ドライバー用の仮眠スペースを設けているため運転以外の時間は休息をとれるようにし、ドライバーは常に2名乗車している。

席の配置はバスのタイプにもよるが、後方は女性エリア、中央は男女ペアエリア、前方は男性エリアと分かれている車両などがあり、女性一人での利用も安心である。また、通常11列配列の座席を10列配列にしたことで、前後の席の間隔が100cmとなったため、ゆったりと乗車することができる。

>>ロイヤルホリデーの公式サイトはこちら

乗ったことある?夜行バス

夜出発して、目的地に朝到着する「夜行バス」。あなたは利用したことがありますか?

東京・新宿に1日およそ1600本のバスが発着する日本最大のバスステーション「バスタ新宿」ができたこともあり、長距離移動の手段としてのバス、とくに夜行バスの存在が注目されつつあります。

でも「夜行バス」は、「料金が安い」とは聞くけれど「狭そう」「隣にどんな人が座るのか心配」「渋滞で遅れるのでは?」「事故も多いみたいだし」などと、とくに女性のなかには興味はあっても利用を躊躇している人もいるのでは?

しかしこの夜行バスが、最近、どんどん進化中とのウワサ。女性が利用しやすいサービスも続々誕生しているのだとか。

また、料金やサービス内容もバリエーション豊富で、ニーズに応じた夜行バス利用ができるようになっているというのです。

さっそく、夜行バスの最新情報をチェックしていきましょう。

「夜行バス」とは?

夜行バスとは、一般的に「夜、出発地を出て、翌朝目的地に到着する長距離路線バス」のこと。

そのほとんどが数百キロ離れた2つの地域間を結んでいて、高速道路を経由することから「夜行高速バス」「夜間高速バス」などとも呼ばれています。

長距離を運行する「夜行バス」は、基本的に2名の乗務員が途中のサービスエリアなどで交代しながら運転していくことになっています。なかには福岡から東京まで、1100km以上の距離を約14時間かけて走行するものもあります。

ただし、比較的距離の長くない路線の場合は、途中の事業所などで乗務員が交代し乗務員がひとりで全路線を運転して途中に長めの休憩をとる場合もあります。

*今回は、スキーツアーなどで夜間にバスで移動する、募集型企画旅行のツアーバスは除外します。ちなみに、終電終了後の深夜時間帯のみ運行される近・中距離の路線バスは「深夜バス」といい、これも今回のレポートには含みません。

夜行バスには2つのタイプ

夜行バスには、以前「高速路線(乗合)バス」と「高速ツアーバス」の2種類がありました。2013年以降、現在は「新高速バス(乗合バス)」に統一されています。

ただしこの2つの流れは、現在もそれぞれに特徴があります。わかりやすくいうと以前の「高速路線バス」は、普通のバス会社のバス。「高速ツアーバス」は、旅行会社のパッケージツアーです。

元「高速路線バス」

代表的なものとしては「JRバス」などの鉄道会社系。各会社がバス停留所を持っていて、必ず毎日運行するのが大きな特徴でした。

一方の元「高速路線バス」も割引運賃を導入する会社が増えています。とくに、夏休みやGWなどの混雑時は料金がアップする元「高速ツアーバス」に比べて、料金が年間を通じて上下しない元「高速路線バス」のほうが、料金が安くなるケースがあります。

★現在の「高速路線バス」
利用者からみると、元「高速路線バス」と元「高速ツアーバス」のどちらのタイプも使い勝手はほぼ同じで、バス停もあります。ただ両者には、まだそれぞれに特徴があります。

元「高速ツアーバス」

こちらの代表的なバスは「ウィラートラベル」や「VIPライナー」など。もともとは旅行会社が観光バス会社のバスをチャーターして乗客を運ぶ(旅行に連れていく)ものでした。独自のバス停はなく、路線によっては運行がない日もありました。

一般的に元「高速路線バス」系よりも、元「高速ツアーバス」のほうが、料金が安めなケースが多いようです。価格設定に工夫をしていてオフシーズンには思い切った割引運賃を提示するのが元「高速ツアーバス」系の特徴といえるでしょう。

旅行会社が路線バスに新規参入した形となる元「高速ツアーバス」。

会社によって玉石混合の状態ではありますが、企業努力している会社は、割引以外にも新たなサービスや高級車両の導入などに積極的なのです。

チョイスするときは単に路線と料金だけでなく、使用車両やシートのランク、アメニティなどのサービス内容も検討するとよいでしょう。

夜行バスのおすすめポイント

公共の移動手段としてポピュラーな電車や飛行機での移動などと比べた場合の、夜行バスのおすすめポイントをまとめました。

料金が安い

たとえば東京から盛岡、秋田、山形仙台、名古屋などへ新幹線で行くのと比べてみましょう。一般的な夜行バスを利用すれば、どの場合も、新幹線の片道程度の金額で往復できます。

ただし、料金は同じ路線(出発地も目的地も同じ)でも、バス会社や使用するバスのタイプ、また乗車する曜日やシーズンなどによって異なります。

なかには、快適なシートと高級アメニティ完備のラグジュアリー夜行バスもあり、シーズンや曜日によっては新幹線移動とあまり変わらない料金設定の夜行バスもあります。

しかし「安く旅行する」という点では、次のメリットポイントも併せて考えれば、それでも十分「お得」で「安い」と感じられるはずです。

宿泊費が浮く

深夜に長距離を移動する夜行バス。寝ている間に目的地に着くと考えると、現地で泊まるホテル代が1泊分浮く計算になります。

もちろん、体が自由に動かせるベッドで眠るのと比べれば少々窮屈ではあります。お得に旅行を楽しみたい人や宿泊・移動経費はなるべく抑えて、その分おいしいものを食べ、買い物・観光を楽しみたいという人は、ぜひ夜行バスの利用を考慮に入れるべきです。

バス停が駅より近い場合も。乗り換えも不要

鉄道の駅は家から遠くても、夜行バスの停留所が家のそばにある場合もあります。
深夜バスは、出発地周辺に多くの停留所があり、こまめに停車して乗客を拾っていきます。

また飛行機利用の場合は、飛行場まで電車やモノレールを乗り継ぐ必要がありますし、到着後も空港からその地の中心部へ出るにはバスや電車の利用が必須のケースが多いです。

しかし、都心部近郊にバス停がある深夜バスなら、バスに乗ってしまえば目的地の中心部にダイレクトで到着するため、乗り継ぎの手間や時間、荷物の持ち運びなどを省くことができます。

翌日フルに使える

深夜バスの目的地到着時刻は、ほとんどの場合が早朝です。前夜に乗って到着したら、その日1日たっぷり使えるのは大きなメリット。

旅行からの帰りにも夜行バスを利用すれば、日程最終日も夜まで観光や遊びに時間を有効活用することができます。

快適

夜行バスに乗ったことがない人は、いわゆる「観光バス」に乗って長距離移動するイメージが強いのでは?

しかし最近の、夜行バス専用車はとっても快適。長時間乗ることを前提として作られているので、ほとんどの場合は、シートピッチ(シートの前後の間隔)が、観光バスに比べて10センチほど広いので足も伸ばせます。

また観光バスは通常横に4列のシートが並んでいますが、多くの夜行バスは、3列(なかには2列のことも!)。シートは1列ずつ独立していて、カーテンを引くこともできるため、隣の人があまり気になりません。

なかには、よくCMで見る国際線のビジネスクラスのように、各シートがブース状に仕切られた半個室タイプのシートもあります。

トイレやドリンクコーナーがあり、スリッパやひざ掛けのアメニティも充実。スマホ充電用のコンセントが各席に設置されているものも多く、高級夜行バスでは各シートにテレビがついていて、ゲームを楽しむこともできるタイプもあります。

*バスのタイプによっては、上記のサービスやメリットが受けられない場合もあります。

夜行バスのデメリット

使うと便利・お得な面もたくさんある「夜行バス」ですが、もちろん「デメリット」もあります。よい点と悪い点をすべて理解し田植えで、夜行バスの利用・不使用やどんなタイプ(料金・設備)の夜行バスをチョイスすべきか考えてみることが大切です。

寝られない人も

夜間運行する「夜行バス」。出発地周辺の複数あるバス停でお乗車客を拾ってしばらくすると、車内の照明が消える「消灯時間」となります。途中のサービスエリアなどでの休憩時間前には、また明るくなる場合も。

多くの乗客は、電気が消えると眠るのですが、神経質な人の中には「眠れなかった」と訴える人も。

「通路を隔てていても、隣に他人がいるのが気になる」
「ほかの乗客の立てる物音や話し声、携帯電話の画面の灯りが気になる」
「バスの乾燥して寒い(熱い)空調がつらい」
「やっと、うとうとしても、休憩のたびに車内の照明が明るくなり、他の人が席を立ったりするたびに目が覚める」
「ほかの客が持ち込んだ食べ物のニオイが気になる」

など、夜行バスを利用して眠れなかった人の理由はそれぞれですが、ホテルをとっても旅先では熟睡できないタイプの人は、夜行バスの利用は厳しそうです。

時間がかかる・読めない

同じ距離を移動する場合、ノンストップで高速移動できる電車や飛行機に比べると、夜行バスは、やはり時間がかかります。

とくにお盆や年末、連休などは、道が渋滞することが多く、予定時刻に到着できないケースも少なくありません。それ以外の時期でも、突然の気象異変(台風・大雪など)や事故などで、高速道路が閉鎖され途中で通行止めになってしまうと、遅延は必須。

平日は毎日、朝の通勤ラッシュで車が込み合う都心へ向かう夜行バスの中にはそれを見越して、渋滞している地点の手前で一度高速道路を降り、最寄りの交通機関へ乗り継ぐオプションを用意しているバス会社もあるようです。

到着予定日、とくに到着直後に時間厳守の予定がある場合は、夜行バス以外の移動手段を考えたほうが安全です。

ただし、夜行バスのヘビーユーザーによれば、平日の出発地・到着地でなにもイベントがない場合なら、予定時刻よりもやや早めに着く(予定到着時間に余裕を持たせているケースが多い)ことがほとんどだそうです。

狭い・腰が痛くなる

乗っている時間が比較的短い飛行機(国際便を除く)や、走行中も自由に動いてトイレに行ったり通路を歩いたりすることができる電車・新幹線に比べると、走行中はシートベルトを締めて長時間席に座っていなければならないバスは、やっぱり窮屈。

シートは一般的なバスよりも広めとはいえ、ずっと座っていれば足がむくんだり、腰が痛くなったりすることも。

眠っている時も、ベッドや布団のように自由に寝返りができるというわけではありません。

とくに体の大きい男性は、夜行バスが「窮屈」と感じることが多いようです。
腰痛もちの人や、足がむくみやすいのが悩み、という人は夜行バスに乗るにはそれなりの準備や覚悟が必要なようです。

予約変更ができない・キャンセル料がかかる

夜行バスの多くは、予約変更が難しいようです。とくに格安ツアータイプで夜行バスの場合、予約したバスの時間や日にちを変更するときは、一度キャンセルする必要があることが多いです。

夜行バスも飛行機や電車同様、予約がなくても当日空席があれば乗車が可能ですが、人気路線では予約なしで当日バスに乗車できる可能性は低いので、予約は必須。

それだけに日時変更の可能性があるとき、夜行バス利用はリスク大といえるでしょう。
また、キャンセルする場合は、キャンセル料が発生します。

多くの場合は、出発21日前までなら無料ですが、その後出発日に近くなるにつれてキャンセル料が高くなり、7日から2日前で料金の30%、前日で40%、当日では50%(出発後は100%)のキャンセル用が必要です。

キャンセル料については飛行機もほぼ同じですが、これが電車なら新幹線でも自由席であれば、思い立ったら即座に乗車できますから、不自由・不便な点と言えるでしょう。

夜行バスの利用法

夜行バスのメリット、デメリットを知ったうえで「利用してみたい」と思ったら、今度は実際の利用方法についてチェックしましょう。

1.下調べ

夜行バスを運行している会社はたくさんあります。目的地と出発地が決まったら、いろいろなバス会社を比較しましょう。

自分の予算や希望のシートタイプ、自宅や会社などのそばにバス停があるかなどを念入りにチェック。

それぞれの夜行バス会社HPや、夜行バスを探すためのポータルサイトもたくさんあります。

夜行バスのポータルサイトは、数多くの会社が運行している人気路線の空席状況やアメニティ・シートタイプに応じた料金も一気にチェックすることもできるので非常に便利です。

ポータルサイトからそのまま予約ができるほか、ポイントがたまり、サイト独自の特別企画料金を提示しているサイトも。

人気の夜行バスポータルサイトをいくつかピックアップしました。

★高速バスドットコム
http://www.kosokubus.com/

★楽天バス
http://travel.rakuten.co.jp/bus/

★じゃらんバス
http://www.jalan.net/bus/

★夜行バス比較なび
http://www.bushikaku.net/

■検討ポイント

  • 日時
  • 料金
  • 車内トイレの有無
  • 座席コンセントの有無
  • アメニティ
  • シートタイプ

2.予約・支払い(乗車券購入)

乗る夜行バスを決めたら、座席の予約をします。
1で利用した夜行バスポータルサイトから直接、予約することもできますし、近くにバス会社の営業所やターミナルがある場合は直接出向いてもOKですし、電話で予約・購入してもいいでしょう。

また、コンビニの端末からも夜行バスのチケットを予約・購入することもできます。ネット予約をした場合は、予約完了のメールをしっかり保存しておきましょう。

3.乗車

意外に多いのが「バス停が見つからない」というトラブルです。鉄道の駅と違って大きな建物でもなく道路標識が出ていることもありません。

下調べの段階でなんとなく「あのへんだな」と確認したものの、当日、大荷物を担いで行ってみると、バス停の場所がわからず、オロオロということも少なくないようです。

とくに初めて利用するときは、余裕をもってバス停に到着しておくことが非常に重要です。

予約の段階で、座席指定できるケースもありますが、バス停に来たバスの入口に座席表が張り出されていて乗務員が名前を確認して座席を指定する場合もあります。

大きな荷物は、バスの下部にトランクがあり、預けるシステムのことが多いです。指定の座席についたらシートベルトを着用し、マナーを守って静かに過ごします。

通常は2~3時間に1度、サービスエリアなどでの休憩があります。エコノミー症候群を予防するためにも、熟睡時以外には一度席を立って体を動かしたり、バスの外に出て歩いたり、トイレや買い物を楽しむとよいでしょう。

リフレッシュのためにサービスエリアのトイレで顔を洗い歯を磨くという人も多いようです。

4.目的地到着

バスが到着したら、使用したシートの周りを簡単に片付け、ごみも処分。預けていた大きな荷物を受け取るのも忘れずに!

夜行バスにまつわる疑問・不安を一気に解消!

夜行バスを利用する具体的なイメージは、かなり明確になってきたのでは。

それでもまだ、いろいろ不安点や疑問点も浮かんできますね。夜行バスの上手な利用法も併せて一気にご紹介します。

女性ひとりでも大丈夫?

初めて、しかも女性ひとりで夜行バスを利用するのはちょっと不安。しかし、最近は「女性安心」や「女性専用」という夜行バスもたくさんあります。

「女性安心」は、男性も同じ車内に乗り込みますが、隣の席は女性同士になるように席割をしますよ、という意味です。ほとんどのバス会社では「ただし、通路を隔てた座席は男性の場合もあります」という但し書きがあります。

通路が離れていても、男性と隣になるのは避けたいという人は「女性専用」の夜行バスが安心です。これは、バス1台まるごと女性客であるとか、バスの2階席部分に女性専用エリアを設けるという意味です。

路線や時期の関係で、どうしても「女性安心」や「女性専用」に乗れないときは、できるだけ運転席に近い通路側の席を希望するとよいでしょう。

男女を問わず、貴重品管理が不安

もちろん男性だって、初めて夜行バスを利用するときは不安ですね。

夜行バスを利用するとき、安全管理上、注意すべき点は「貴重品の管理」です。とくに周囲が暗くなり、眠っている消灯時と、サービスエリアなどで止まる休憩で人が出入りするときは、要注意。

口の開くバッグの中に財布を無造作に入れておくようなことはせず、ショルダーまたはウエストベルトタイプのポーチにお財布のほか貴重品をまとめ、いつも身につけておきましょう。

夜行バスで快適に過ごすおすすめグッズは?

■携帯用スリッパ 
アメニティとして用意されていることもありますが、表記がないときはぜひ持って行って。長時間の移動中、靴を脱いで過ごせるかどうかで疲れの大きさはかなり変わります。「スリッパは脱げやすい」という理由で、厚手の靴下をスリッパ代わりに利用するというバス旅の達人もいるそうです。

■空気枕・クッション 
空気を入れて首に巻き付けるタイプの枕が人気です。普通の枕だと動いてずり落ちてしまうので、首をはめ込むことができるタイプがおすすめです。また、空気枕を2つ用意して首用と腰用に使う常連さんも。

■ブランケット 
ほとんどの夜行バスには、ブランケットやひざ掛けを準備してありますが、それをかけても足元が寒いとか、空調が効きすぎてつらいことも。薄手のブランケットか、からだにかけて使うこともできる前開きのパーカーなどを車内に持ち込みましょう。

■耳栓 
ほかの乗客の話し声、いびき、エンジン音などが気になって眠れない、というトラブルを防ぐために耳栓は便利です。

■アイマスク 
前の席の人が操作しているスマホ画面のあかり、対向車のライトなど、眠気を妨害する明かりをカットしてくれるのがアイマスクです。

■マスク 
バスの車内は想像以上に乾燥しています。喉を守り、周囲から風邪などのウィルスをもらわないためにもマスクは必需品。また、寝ているときに口をあいてもバレないので、マスクをすると安心して眠れるという女子の声も。

■飲み物 
夜行バスには、飲み物をサービスでおいていることも多いですが、席を立たずに喉をうるおすことができるように、ペットボトル1本程度、バスに持ち込むとよいでしょう。

■軽食・おやつ 
小腹がすいたときのために。お腹が空いたら休憩するサービスエリアで買えばいいやと思っても、思わぬ事故でバスが長時間その場から動けない事態もありえます。食べるとき音やニオイがしないこと、揺れる車内でも快適に食べられること、などを考慮しつつ、軽食やおやつを準備しておくとよいでしょう。

■充電器 
長時間の移動を快適に過ごすために欠かせないのが、スマホやタブレット。でも途中で充電が切れたら台無しです。座席にコンセントがあるバス以外では、フル充電した充電器を持ち込むのが正解です。

■着圧ソックス 
長時間座った姿勢で過ごすバス旅。足の疲れやむくみを防ぎたいなら、バス内では着圧ソックスの着用を。目的地に着いてからアクティブに過ごすためにも、ぜひ用意しておきたいアイテムです。

■S字フック
狭い自分のスペース内をより快適にするのが、夜行バス攻略のポイントです。S字フックは、バス旅の達人が愛用する秘密兵器。前の座席にあるネットなどにひっかけておき、休憩時に買ったおやつの袋、ごみ袋などをキープできます。

■エコバッグ 
小さく折りたたんで持ち歩けるエコバッグをひとつ車内に持ち込んでおけば、持ち物をまとめるのにとっても便利。休憩ポイントで買い込んだおみやげも入りますね。

夜行バスで快適に過ごすマナーポイントは8つ

1.匂いの強い食べ物、アルコール類の持ち込みは避ける

2.携帯電話での通話はNG

3.音楽プレーヤーは音漏れに注意。できるだけ音量をしぼる

4.遮光カーテンや個室タイプのシート以外では、明かり漏れ防止のために、消灯時はスマホ・ゲーム機を使用しない

5.リクライニングシートの背を倒すときは、必ず後ろの人にひと声かけてから倒す。また、休憩時などにバスを降りるときは、席から立ちやすいように元に戻す。

6.大きすぎる荷物は車内に持ち込まない。大きい荷物は、バス車体下部のトランクに預けて。トランクがない場合もあるので要注意。車内には、できるだけコンパクトな荷物を持ち込んで。

7.禁煙なのはいうまでもありません

8.時間厳守。乗り遅れに注意するだけでなく、休憩時間に車に戻る時間にも注意しましょう

夜行バスで快適に眠るコツは?

夜行バスを利用するとき、最も心配なのが「ちゃんと眠れるかな」ということ。上記でご紹介した便利グッズを利用するのも快眠のコツですが、服装にもポイントがあります。

それは、楽な服装で乗車すること。しわにならず、簡単に脱ぎきして温度調節ができること、体を締め付けないことが重要。ゆったりとした服やスウェットなど、外に出ても変でなく、楽な服装に着替えておくとよいでしょう。

また席選も重要です。揺れが大きいタイヤの真上にある座席や、エンジンの振動がダイレクトに伝わってくる後部座席は避けるのが正解。

もっとも揺れない熟睡シートは、前輪から2~3列後ろといわれています。この席は車酔いしにくい座席とも言われます。

「夜行バス」のまとめ

ここまでの記事を読んでみて、夜行バスへのイメージがカワタ人も少なくないのではないでしょうか。

料金はお高めながら、飛行機のビジネスクラス並みのシートや高級アメニティが常備されているラグジュアリーバスに、一度は乗ってみたいかも、という人。

ターミナル駅や空港に行くまでが大変で旅行をためらっていたけれど、近くに夜行バスのバス停があったら利用できないか探してみようかと思った人。

新幹線料金の片道分で、往復できてホテル代も節約できるなら、もっとたくさん旅行に行けるぞ、とうれしくなった人。

まずは1度、夜行バスのポータルサイトをのぞいて、もっと夜行バスのイメージを明確化させてみてください。

そして利用時にには、チェックすべきポイントをわすれず、予算と目的、希望に沿った夜行バスをチョイス。

次回の旅行や出張の足として、ぜひ夜行バスを選択肢のひとつに加えて検討してみてください。便利で楽しく快適に夜行バスを利用できるとよいですね!

オリオンツアーとロイヤルホリデーの夜行バスを比較対決

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飛行機や新幹線と比べて格安で旅をすることができる夜行バス。

今回はオリオンツアーとロイヤルホリデーの夜行バスを比較対決しました。どちらも全国を網羅し、特にオリオンツアーは価格の安さを売りにしていますが、快適に移動できるかどうかも大切ですよね。

女性専用バスの有無やトイレの有無、シートの仕様などを詳しくまとめています。自分の優先するところを重視して選んでくださいね。

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夜行バスブルーライナーとWILLER TRAVELの夜行バス比較対決

光時計メリット

夜行バス会社のブルーライナーとWILLER TRAVELを比較対決しました。

飛行機や新幹線に比べて格安で移動ができますが、快適であるに越したことはありません。大阪より北の路線専門とするブルーライナーと全国を網羅しているWILLER TRAVEL。

それぞれの価格や割引、シート仕様、口コミ評価、サービスの良さ、安心面での信頼性などを完全調査しました。ぜひ参考にどうぞ。

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JAM BUSとサンシャインツアーの夜行バスを比較対決

biho11

夜行バスは飛行機や新幹線に比べて価格が安いので、お得に旅行することができます。

そこでWILLER TRAVEL(旧JAM BUS)とサンシャインツアーの夜行バスを比較対決。それぞれの値段、割引情報はもちろんのこと、バスシートの仕様やトイレの有無、女性専用の有無、バス停の分かりやすさ、口コミなどを徹底比較しています。

格安なだけではなく、サービスや安全面も良い方がいいですよね。夜行バス利用のときにはぜひ参考にしてください。JAM BUSは、2011年12月1日よりWILLER TRAVELサイトと統合しました。

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