ピーチエアラインとスカイマークの格安航空会社を比較対決

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格安航空会社であるピーチエアラインとスカイマークを比較対決。

なるべく安く航空券を手に入れたいと思っても、手荷物の紛失事故が多かったり、あまりにもサービスが悪かったりするのも嫌ですよね。

2つの会社の路線や料金、運行状況、サービスなどの気になるポイントを徹底比較してご紹介します。

路線や利用日時によっても料金は異なってきますので、その時の一番お得な航空券を手に入れてくださいね。

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スカイマークとピーチエアラインの比較表

ピーチエアライン スカイマーク
路線数 国内線14路線、国際線10路線 18路線
運行数 26機
機体 AIRBUS A320-200型機
全長37.57m
全幅34.10m
全高11.76m
最大離陸重量77t
巡航速度840km/h
航続距離6,100km
座席数180席
B737-800/ボーイング737-800
全長39.5m
全幅34.3m
全高12.5m
巡航速度834km/h
座席数177席
国内空港 関西、新千歳、仙台、成田、松山、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、那覇、石垣 羽田、新千歳、茨城、中部、神戸、福岡、長崎、鹿児島、那覇
予約窓口 インターネット、コンタクトセンター、空港カウンター インターネット、予約センター、旅行代理店、空港カウンター
支払方法 クレジットカード、ピーチポイント
インターネットでの予約は、コンビニエンスストア/インターネットによる振込も可能。
コンビニ払い、クレジットカード、旅行代理店にて、空港カウンターにて
発売開始 搭乗日の3か月前同日の午前9時30分より発売開始
座席指定 有料
ハッピーピーチプラスは無料
事前に予約サイトからの指定が可能
予約手数料 ・コンタクトセンター
国内線1,620円
国際線2,160円
・空港カウンター
国内線2,700円
国際線3,240円
・インターネットでの予約は新規予約手数料無料
無料
変更手数料 無料~5,400円 無料
取消手数料 1,080円 2,000円~8,000円
払戻手数料 払い戻し不可 500円
受託手荷物料金 路線によって異なる 一人20kgまで無料
超過手荷物料金 路線によって異なる 100kgまで、重量超過10kgごとに1,000円。
手荷物サイズ 3辺の和が203cmまで 50cm×60cm×120cm以内
手荷物個数制限 2個 なし
年齢割引 なし ・U21直前割(満12歳以上22歳未満)
・シニアメイト1(満60歳以上)
前売割引 Peachの運賃は予約時の空席状況によって運賃額が変動。空席は日々変動するため、予約のタイミングにより運賃額に差が生じる場合がある。
キャンペーン運賃を座席数限定で販売することもある。
・いま得(搭乗3日前もしくは前日まで)
・前割7(搭乗7日前まで)
・前割3(搭乗3日前まで)
・前割1(搭乗1日前まで)
・SKYバーゲン45(45日前まで)
・SKYバーゲン21(21日前まで)
子供一人旅のサポート 12歳未満の子供だけでの搭乗不可。 SKY KIDS(スカイキッズ)
子供のみで旅行する際に出発空港から到着空港まで、 スカイマーク係員がお手伝い
機内サービス なし 毛布(ブランケット)の貸し出し、飴・おしぼりの無償提供
機内販売 ソフトドリンク180円~
アルコール500円~
スナック150円~
軽食350円~
ソフトドリンク100円
アルコール300円~
軽食100円~
社名 Peach Aviation株式会社 スカイマーク株式会社
(英訳名 Skymark Airlines Inc.)
公式HP ピーチエアラインの公式サイトはこちら スカイマークの公式サイトはこちら

路線

◯WIN ピーチエアライン
ピーチエアラインは、国内線のほか、台北やソウルなどの国際線も運行しています。関西国際空港、羽田、成田はもちろん、沖縄や札幌などでも発着しています。国際線・国内線とも、ピーチエアラインが選択肢が多く、こちらの勝ちとしました。

×LOSE スカイマーク
スカイマークは2015年に民事再生法を申請し、経営破たんをしています。すでに関西国際空港からは撤退済み、国際線の運行はなしとなっています。現在は、再生を図るべく、健全な運行を継続しているところですが、路線や空港の選択肢は少なくなっています。

各種料金

×LOSE ピーチエアライン
LCCとして有名なピーチエアラインですが、こちらの料金体系は大きく分けて2種類です。

一つ目は、「ハッピーピーチ」というプランで、予約後の変更などができない代わりに安くなっているタイプです。10キロまでの機内持ち込み手荷物は無料ですが、受託手荷物や座席指定は有料のオプションになります。

また、予約後の変更は原則できないので、予約が確定していて費用を抑えたい人には良いプランになります。二つ目は、「ハッピーピーチプラス」というプランで、こちらは10キロ以内の機内持ち込み手荷物のほか、受託手荷物(一つ)、座席指定が無料になっています。

変更も可能なので、ハッピーピーチよりは少し割高になりますが、出張などで予約の変更の可能性がある方や、みんなで一緒に座りたいグループやファミリー層はこちらを選ばれたほうがよいでしょう。

受託手荷物については、プランや行先、申し込み手段によりますが1,200~2,800円が必要になることもあります。また予約の際にオンラインからの予約は無料ですが、電話では1,620円、カウンターでは2,700円の手数料がかかります。

キャンセルや払い戻しも原則として受付不可としているので、万が一いけなくなった場合も返金はありません。「安い」イメージのピーチエアラインですが、うまく使わないと逆に高ついてしまうことになりそうです。

◯WIN スカイマーク
スカイマークはピーチエアラインに比べると、とてもシンプルな料金体系です。通常料金には、手荷物や受託荷物、座席指定も含まれており、受託荷物についてはお一人様20キロまでが無料となっています。(個数はいくつでもかまいません。)

20キロを超える場合も、10キロごとに1,000円の加算となりますが、ピーチエアラインではオプションとしている部分が、スカイマークでは無料というだけでもスカイマークが有利だといえます。飛行機を利用する場合の最低限のことが無料でついていることが利用者としてはとても助かります。分かりやすい料金体系も評価でき、こちらの勝ちといたしました。

運賃

△DRAW ピーチエアライン
ピーチエアラインでの運賃例は、東京(成田)ー大阪(関空)間でハッピーピーチプラスの場合、5,590円~21,690円、東京ー札幌間で6,990円~29,890円となっています。海外便はスカイマークにないので参考までに記載すると、大阪ーソウル間がハッピーピーチプラスで8,580円~32,480円、東京(羽田)-台北間が11,780円~49,080円と紹介されています。

△DRAW スカイマーク
スカイマークの運賃は、ピーチエアラインのように明確に表記はされていませんが、料金検索などをためしてみると、国内線ではキャンペーンなどの利用でハッピーピーチプラスと同等になることが多いようです。キャンペーンでなくても、オプションなどによりスカイマークのほうが安くなることもあり、どちらが安いとは一概に言えないことがわかりました。

機内食

◯WIN ピーチエアライン
ピーチエアラインは機内食のサービスはありませんが、食事や飲み物の販売を行っています。食事は500円~900円ほどの間でいくつもの種類の食事を提供しています。

たこ焼きや、北海道・沖縄の料理など、日本のご当地グルメを楽しめるメニューとなっています。その他、200円~で飲み物やデザート、お菓子も販売されています。値段はスカイマークより高めに設定されていますが、種類の豊富さや選べる楽しさからこちらの勝ちといたします。

×LOSE スカイマーク
スカイマークもピーチエアラインと同様に、機内食の提供はありません。その代わりに、100円程度で小さいサイズのペットボトルやコーヒー、カップ麺やお菓子の販売がされています。価格はピーチエアラインよりも安い設定ですが、種類が少なく、楽しむ食事というよりは、空腹を紛らわすためといった印象になります。

その他サービス・提供品

×LOSE ピーチエアライン
ピーチエアラインでは、ブランケットやヘッドフォンなどの貸し出しはおこなっておりません。また、ベビーカーや車いすのレンタルもありません。

エンターテインメントとして、専用のアプリをダウンロードしていただくことで、映画などを機内で見られるサービス(無料)がありますが、あまり長い時間のフライトではないため、使わない方も多いようです。

◯WIN スカイマーク
スカイマークでは、毛布の貸し出しのほか、飴やおしぼりの提供を行っています。その他にも、ベビーカーや簡易の車いすのレンタルもあります。また、座席の幅や足もとの広さも、スカイマークのほうが広くなっています。低コストながらも、どれもあるとうれしいサービスであり、こちらの勝ちとさせていただきました。

子供料金・子供向けサービス

×LOSE ピーチエアライン
ピーチエアラインでは、生後8日~2歳未満のお子様は、大人一人につき2名まで同伴可能です。ただし大人一人に対し2人を同伴する場合、一人は膝に乗せられないことになりますので一人分の座席の確保が必要になります。

2歳~12歳未満のお子様については、子供料金というものがないので大人と同様の料金を支払って利用することになります。子どもに対しての料金体系は、スカイマークのほうが良い印象で、こちらの負けといたしました。

◯WIN スカイマーク
スカイマークでは、0歳~2歳のお子様は、大人一人につき一人まで同伴が可能です。3歳以上のお子様については、小児料金の適用となります。そのほかベビーカーの貸し出しや、お子様一人旅サービス(6歳、7歳のお子様が一人で乗ることができ、出発から到着までスカイマークの係員が付きそうもの)もあります。お子様向けのサービスはスカイマークのほうが手厚く、こちらに軍配があがりました。

特別運賃

×LOSE ピーチエアライン
ピーチエアラインでは、団体割引(6名以上)、のほか、3~5名でまとめて予約をされた際に各人30%割引となるサービス、また海外への日帰り旅行「弾丸スぺシャル」などの割引運賃があります。

弾丸スペシャルでは、夜中~明け方ごろに出発し、一日遊んで、また夜中の便で帰国というもので、羽田からソウルや台北へ10,000円前後で行けるため、体力のある若者に人気があります。しかしながら、子供料金がないなど、スカイマークに比べて見劣りしてしまう部分も多く、特別運賃についてはスカイマークには敵いませんでした。

◯WIN スカイマーク
スカイマークでは、小児運賃のほか、障がい者割引、シニア割引などがあります。そのほかにも、「今得」「前割」などの特別プランもあり、割引プランの種類はこちらが豊富です。

なにより、運賃を抑えたい子育て世代には、小児運賃の有無はかなり大事なポイントになっているでしょう。特別運賃については、利用者の立場での割引を実施しているスカイマークの勝ちとさせていただきました。

結局どっちがいいのか?

対決項目 ピーチエアライン スカイマーク
路線 ×
各種料金 ×
運賃
機内食 ×
その他サービス・提供品 ×
子供料金・子供向けサービス ×
特別運賃 ×
合計ポイント WIN:2
LOSE:4
DRAW:1
WIN:4
LOSE:2
DRAW:1
総合結果 ×LOSE ◯WIN

低コストを掲げるピーチエアラインとスカイマークの対決でしたが、今回はスカイマークの勝ちとさせていただきます。

ピーチエアラインは、LCCとしてニュースでかなり取り上げられ、「安い」というイメージが非常に強い航空会社ですが、オプションとなる部分も多く、利用方法を間違えるとLCCとは思えない金額になることもあります。

ネットでの申し込みが基本で、座席やサービスにこだわらないという方にはよいかもしれませんが、ある程度のサービスを期待する方だと少しがっかりしてしまうかもしれません。

空港によりますが、搭乗手続きがかなり離れたところにあり、バスで行かないと行けなかったり、カウンターがプレハブのような作りのこともあるようなので、そのあたりはある程度割り切る必要があります。

しかしピーチエアラインは、関空、羽田、成田のほか全国の空港で利用が可能で、国際便もあることから利便性でスカイマークにかなり差をつけています。

スカイマークは、経営破たんをし、再生中ではありますが、安いからサービスが不十分ということはなさそうです。赤字を抑えるため、関西国際空港や仙台空港からの撤退をし、その分利用する側には少し不便な印象もありますが、金額とサービスのバランスが利用客の希望の水準に達しており、満足度は高そうです。

子供や障がいのある方への配慮も十分にされていることから、安心感もありました。料金体系も明確で、追加料金などをほとんど気にしないで済むことも大きなメリットです。

発着地点の不便さはあるものの、「値段とサービス」を考えたときに日本人にとって満足と思えるのはスカイマークだという結論になりました。

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ピーチエアラインとスカイマークを比較対決したみんなの口コミ

スカイマークの方が手数料無料が多い
スカイマークとピーチエアラインを比較した場合、スカイマークの方が手数料が少なく、安価に済ませたい方にはおすすめできます。
スカイマークは座席指定・予約手数料・支払手数料といった手数料が全て無料です。
一方、ピーチエアラインは座席指定210円、支払手数料も210円かかります。
しかも、ピーチエアラインはチケットの電話予約は1050円、空港カウンターでは2100円も手数料が取られてしまうのです。
このように比べてみると、少しでも安く飛行機に乗りたい人は手数料無料が多いスカイマークの方がおすすめなのです。
とにかく値段ですね
ピーチエアラインは、日本でもっとも安い航空会社であることに間違いはありません。いろんなセールも魅力ですが、よほど直前の予約ではない限り、ほぼいつの便でも非常に安い値段で抑えることができます。もっとも安いプランにすると、追加でお金を払わなければスーツケースさえあずけることができなくなってしまいますが、かえって旅先の荷物を減らし、上手に荷造りできるようになります。また、スーツケースを1つだけはあずけられるプランでも、事前に予約時にそのようにしておけば、やはり他社よりは絶対に安いままで乗れます。スカイマークは、ピーチエアラインと比較すると、まったく話にならないくらい高く、本当の意味で格安航空会社と呼べるのかどうかも怪しいです。
マイレージ関係で選ぶならスカイマークがおすすめ
飛行機を利用する時にお得になるマイレージ。
そのマイレージは、スカイマークならJALやANAのが利用可能ですが、ピーチでは利用出来ません。
なのでマイレージでお得に。と思っている人にはスカイマークをおすすめします。
普段JALとANAを利用している人だけでなく初めてがスカイマークの人も、マイレージを共有出来るのでそこもおすすめポイントです。
スカイマークを利用したら次乗る時に少しお得になるのですから利用しない手は無いです。
スカイマークの方が料金体系がシンプルです。
この2つの航空会社でどちらかを選ぶなら、スカイマークになります。
その理由は料金体系がシンプルだからです。
スカイマークはピーチエアラインに比べると、全体的に色々な部分がシンプルです。
これをつけると価格がいくら割り増しとか、これを減らすと価格が引かれるとか
そういう面倒な部分があまりないのでややこしくなく、好感が持てます。
逆にピーチエアラインは煩雑な部分が多いです。
なので私はシンプルなスカイマークの方をオススメします。
神戸空港が使える
神戸周辺から出発する人や、神戸へ旅行する人へのお勧めポイントになってしまうのですが、スカイマークは神戸空港を利用することができます。
ピーチエアラインは関西だと関西国際空港でしか利用できないため、空港までいくのが遠くて時間がかかるうえに、電車やリムジンバスどちらでいくにもけっこう交通費がかかってしまい、少々飛行機の料金が安くても結局高くついてしまいます。神戸空港なら三宮からポートライナーで20分で330円でいけます。
よって、神戸空港が利用できるスカイマークがお勧めです。
心が躍るしかけ
ピーチで最もおすすめのポイントは、ピーチを感じさせることができる桃色と、そのデザインです。飛行場でピーチの桃色の飛行機を見ると、大人であっても心が躍ります。搭乗する際に写真を撮っている方も多く見られます。客室乗務員のコスチュームも桃色を貴重としていて、かわいらしいです。そういう心が躍るしかけは、機内販売の商品を見ても他社と一線を隔しています。これは買いたいと思えるような商品、眺めているだけでも楽しい商品が多いです。機内放送での方言を使ったアナウンスも親しみがもてます。
国際線・国内線の経路が多いところ
国際線・国内線の経路が多いピーチエアラインの方が良いと思いました。
ピーチエアラインは成田空港・羽田空港・関西国際空港を始めとして、国内線のラインナップが多く、また、国際線も整備されています。一方、スカイマークは経営破たん後に赤字路線や空港を廃止しており、ピーチエアラインに比べて国内線が少なく、また、国際線も現在廃止となっています。そのため、経路の利便性という観点ですと、ピーチエアラインの方に分があると言えるのではないかと感じました。
ピーチをおすすめします。とにかく金額が安いです。
先日初めてピーチを使いました。とにかく金額が安いのでびっくりして往復で1万円かからずに行けました。お金わかけずに旅行に行かたかったので、安いけど大丈夫なの?手抜きがあるんじゃないか?とかいろいろ思いましたが、普通のとあまりかわらなかった。少し狭い?と思ったくらいでした。乗っている間もなんの不満もなく現地に着くことができました。荷物の重量があるけど以外と荷物思ったより重くないんだと気付きました。快適な飛行時間でした。
離着陸などの運転が安定している
「ピーチエアライン」は離着陸時に振動が大きく、酔いやすい人はこれで酔ってしまう人もいることでしょう。また飛行中も気流の影響なのか安定していない時間が長く、これも酔いやすい人はすぐに酔ってしまうことでしょう。「スカイマーク」は離着陸時や飛行中は他の飛行機会社とほぼ変わらず、安定の運転をしている。料金だけで選んでいるなら「ピーチエアライン」の方が安いと思いますが運転の安全面や安定性を考えれば「スカイマーク」の方がオススメできます。

会社概要

商品名 ピーチエアライン スカイマーク
販売事業者名 Peach Aviation 株式会社 スカイマーク株式会社
所在地 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1番地 東京都大田区羽田空港3-5-7
ホームページ http://www.flypeach.com/ http://www.skymark.co.jp/
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