最近は起業するときにバーチャルオフィスを利用する人も増えています。
大きな会社を必要とせず一人でできる仕事ならばバーチャルオフィスは低価格で最適です。
そこでおすすめのワンストップビジネスセンターとサーブコープの二つを徹底比較。拠点はどこか、住所や会議室は東京なのか、料金やプラン、その他のサービスはどうなっているのかなどここを見れば一目瞭然。より良い会社づくりのためにもぜひ参考にしてください。
ワンストップビジネスセンターとサーブコープの比較表
会社名 | ワンストップビジネスセンター | サーブコープ |
---|---|---|
初期費用 | 9,800円 | 2,100円 |
月額料金(最安プラン) | 4,500円 | 10,000円 |
登記+住所貸し+郵便転送 (月額利用料) |
4,800円 | 10,500円~ |
転送電話、共有FAX付 (月額利用料) |
8,900円 | なし |
電話代行付 (月額利用料) |
14,800円 | 10,500円~ |
貸し会議室利用料金 |
平日9:00~18:00 1,000円/1時間 土日祝、平日18:00以降 1,500円/1時間 前売りチケット ・半年有効:12時間 10,000円 ・1年間有効:30時間 25,000円 |
最初の1時間 10,800円~ 2時間目以降 7,800円/時間~ ※詳しい料金はご利用の拠店へお問い合わせください。 |
会議室のキャンセル料金 | 前日0:00迄 | 48時間以降50%、24時間以降100% |
郵便転送 | 毎週木曜日に無料転送(ただし1通あたり100g以内の郵便物に限る)。それ以外の100gを超える郵便物は別途、お客様負担にて発送いたします。 | 一通毎転送、送料+手数料400円 |
郵便転送連絡 | 一通毎 | 一通毎 |
保管料 | 無料 | 普通郵便はなし、荷物は1日1000円 |
保証制度 | 30日間全額返金保証 | 30日間無料体験 |
営業時間 |
営業:月〜金 9:00〜18:00 休日:土、日、祝祭日 |
営業:月〜金 9:00〜18:00 休日:土、日、祝祭日 |
店舗一覧 |
■東京都内 青山本店、田町店、表参道店、六本木店、虎ノ門店、麻布十番店、品川店、渋谷店、恵比寿店、新宿店、麹町店、銀座店、日本橋店、秋葉原店、池袋店、上野店 ■大阪府 大阪心斎橋店、大阪南堀江店 ■その他の地域 横浜店、札幌店、福岡天神店、福岡博多店、 名古屋店 |
■東京 千代田区(3)中央区(1)港区(6)渋谷区(1)新宿区(2)豊島区(1)江東区(1) ■横浜 中区(1) ■大阪 北区(1)中央(1)区西区(1) ■名古屋 西区(1)中区(1) ■福岡 博多区(1)中央区(1) ※( )内は拠点数です。 |
公式サイト | ワンストップビジネスセンター公式サイトはこちら | サーブコープ公式サイトはこちら |
日本に主なビジネスの拠点を置いているのはどっち?
◯WIN ワンストップビジネスセンター
ワンストップビジネスセンターでは、青山の本店を軸にして、東京都内に16の本店支店、大阪に2店、その他主要都市の札幌1店、横浜1店、名古屋1店、福岡に2店の計23店舗が稼働しています。ワンストップビジネスセンターは、このように主に日本のビジネス拠点を中心にしていることが伺えます。海外拠点は香港にのみ1店舗が稼働しています。
×LOSE サーブコープ
サーブコープでは、東京14店、横浜1店、大阪3店、名古屋2店、福岡2店の計22拠点が稼働しています。それに対して海外では、アメリカ・ヨーロッパ・中国・東南アジア・トルコ・中東など、トータルすると世界22か国150拠点(注:日本も含まれます)で稼働しています。世界的規模からすると圧倒的と言わざるを得ません。
バーチャルオフィスを利用するのに低価格なのはどっち?
◯WIN ワンストップビジネスセンター
ワンストップビジネスセンターでは、利用者の必要対応を考慮した各プランによって価格が設定されています。「エコノミープラン」で月額4800円、「ビジネスプラン」で月額利用料8900円、「プレミアムプラン」で月額利14800円、「エグゼクティブプラン」で月額49800円、「ライトプラン」で月額2980円となり、これに各プラン基本料金の9800円が必要になります。
これらは利用者が必要とするサービス、例えば「法人住所登記」「郵送物転送」「来客対応」「会議室利用」「書類保管サービス」「専用電話番号の転送」「FAX転送サービス」「専用電話番号での電話秘書対応」「名刺デザイン無料」「ホームページ制作」「会社ロゴデザイン」「記帳代行サービス」などの様々なサービスをプランごとに組み合わせたわかりやすい利用金額となっています。
これらの費用の支払い方法については、大きく分けると3つになり、クレジットカード払いを除いた、「銀行振り込み」「現金」での支払いの場合、1年1活年払いを条件とする代わりに、1か月分無料のサービスが付くのでこちらも大変お得だと言えます。
バーチャルオフィスを借りる住所は、青山を初め各主要都市の一等地に値する為、この金額で利用できるのは業界の中でも破格と言われています。更に割引サービスも実施しており、「障害者応援パック」「20代社長応援パック」「女性社長応援パック」と題して、それぞれの適用資格に該当する場合には、初期費用と1か月分の基本料無料のサービスが受けられます。
また、ワンストップビジネスセンターでは、「30日間完全返金保証」として、サービス内容に不満がある場合には30日以内に限り全額を返金して貰える為、非常に安心して申し込む事が出来ます。
×LOSE サーブコープ
サーブコープでは、すべてが含まれて割安となる「バーチャルオフィスパッケージ」を中心とし、その他「電話秘書代行パッケージ」「貸し住所パッケージ」「貸会議室パッケージ」の4つのパッケージごとに金額が設定されています。但し、サービスの拠点ごとに設定金額が全く違う為、多少わかりづらいと言えます。割引面でも、各拠点ごとに設定月に割引対応が入るなど、一定したサービスではない為、その都度確認が必要とされます。
単純に価格を見るとバーチャルオフィスパッケージの日本の最高額で46500円ほど、他プランの最低価格で7000円ほどになりますが、住所を借りたい場合には、「バーチャルオフィスパッケージ」もしくは「貸住所パッケージ」でないと利用出来なかったり、会議室を利用したい場合には、「バーチャルオフィスパッケージ」もしくは「貸会議室パッケージ」でないと利用出来なかったりなど、基本的に欲しいサービスを利用するならば、やはり主体となる「バーチャルオフィスパッケージ」の利用となります。
この場合、利用したい内容が合致していない場合にもこのプランの金額となる為、低価格とは言えないでしょう。しかし、新規の顧客を対象とした初月1か月無料(継続義務なし)といったサービスもあるようなので、その都度借りたい場所によっての価格を確認すると良いでしょう。
契約までの対応が早いのはどっち?
◯WIN サーブコープ
サーブコープでは、希望のビジネス住所や専用電話番号が、申込後5分で手元に届くので、大変スピーディーと言えます。こちらの対応の速さは、さすが世界的規模のサーブコープならではと言えるでしょう。
パッケージの種類によって必要書類等が違うようで、場合によっては写真付きの本人確認証が必要な場合もあり、それが揃わないと最終的な契約にはならない事もあるようなので、注意が必要です。
×LOSE ワンストップビジネスセンター
ワンストップビジネスセンターでは、ネットや電話での申込が可能です。サービス申込後の利用開始までの時間は、決済のタイミングや書類の送付のタイミングによって多少異なりますが、これらの事実を貴社が確認後に、即日~4営業日ほどで完了となります。
またワンストップビジネスセンターでは、日本の拠点での営業が主な為、「犯罪収益移転防止法」に基づく本人確認法を順守している為、必ず「本人確認書類」の提出を義務付け、審査を行っています。
会議室、‟条件と価格等“見比べて利用しやすいのはどっち?
◯WIN ワンストップビジネスセンター
ワンストップビジネスセンターでは、格安で会議室がレンタル出来ます。平日9時~18時までなら1時間1000円で、また18時以降並びに土日祝日も、1時間1500円で借りる事が出来ます。
更に空き室の確認や予約が24時間いつでも出来る「会議室専用サイト」もある為、大変便利に活用できます。
加えて、お支払いに便利な会議室前売りチケットが、半年間有効:12時間分で10000円(実質2時間分無料)と、1年間有効:30時間分で25000円(実質5時間分無料)の2種類あり、営業時間外も同金額で利用できるので、会議室の利用頻度が高い方には、大変お得と言えます。
またワンストップビジネスセンターの会議室の良さは価格だけではありません。なんと青山本店での利用の場合、駅から徒歩1分という好立地です。(他の店舗での利用についても約5分ほどの位置)
また、必要とする備品が全て無料で利用できるほか、このビジネスを始める前に、インテリア用品や家具を販売する会社として設立されていた点を活かし、プロのコーディネーターによる、オフィスの立地条件に合わせたこだわりのビジネス空間をスタイリングしてもらえるなど、様々なニーズに合わせた利用が出来るのも注目したいところです。
×LOSE サーブコープの
サーブコープの会議室の最大のポイントは、お手頃な価格で世界品質の、洗練された上質な会議室の利用が出来る事です。
ビジネスの発展において欠かせないのは「最高の施設」「最高のITテクノロジー」「最高の人材」であるとし、その全てを一等地における拠点の展開と共に提供する事を基本としている為、品質の高さは確かと言えるでしょう。
その為、価格は通常の会議室2~6名用で最初の1時間10800円~、2時間目以降1時間ごとに7800円~、一日の利用の場合は49800円~と少々高めとなります。更に役員会議室8~14名用では最初の1時間が14100円~、2時間目以降1時間ごとに11100円~、1日の利用の場合は69600円~と更に品質と共に価格もアップします。
しかしながら、10分単位で世界各国の会議室等が利用可能な事、1度きりの利用が可能な契約書類不要の予約システム、24時間モニタリングされた安定性のある超高速インタネットの接続環境、ビデオ会議及びオンライン会議の主催・開催など、利用者からの信頼の厚いサービスが充実しています。
更に特典として、貸会議室を1時間以上利用すると、世界各国のコワーキングスペースを、1日1時間まで1か月間無料にて利用できる事も非常に魅力的です。
結局どっちがいいのか?
対決項目 | ワンストップビジネスセンター | サーブコープ |
---|---|---|
ビジネスの拠点 | 〇 | × |
低価格 | 〇 | × |
契約までの対応が早い | × | 〇 |
利用しやすい | 〇 | × |
合計ポイント |
WIN:3 LOSE:1 DRAW:0 |
WIN:1 LOSE:3 DRAW:0 |
総合結果 | ◯WIN | ×LOSE |
バーチャルオフィスとは、文字通り実際に事務所を構えずに、ビジネスを行う為の住所・電話番号・会議室など、あらゆる必要サービスの貸与を受けて、ネームバリューのある一等地に拠点を構えたかのように起業するものです。
開業当初、資金源に余裕がない場合でも、格安な料金で良質なサービスを受けながら出来る為、若い企業家や、女性の起業化など、あらゆる立場の人に大きなチャンスを与えてくれるサービスと言えるでしょう。
これらの基本的情報を踏まえた上で、これまで比較した内容から考察していくと、両者にとって決定的に違う点があると言えます。
それは、求める客層です。ワンストップビジネスセンターは、どちらかと言えば日本に根付いたビジネス形態で、求める客層もまだまだこれからといった若い企業家を応援するような手軽なプランが揃っています。
もちろん東京都内の一等地の利用という点からすると、有力なベンチャー企業などの参入もあるでしょうが、比較的多くの人に利用を検討できる場所と言えるでしょう。
対してサーブコープは、ある程度の経済力と起業の実力を備えた人が、不要な経費を削減した中で、洗練されたサービスを求めて新たに参入すると言った、1ランク上の客層を求める形態と言えるのではないでしょうか?
また、海外の拠点が多い点を考えると、海外に接点の欲しい方には、やはりサーブコープがお薦めかもしれません。
但し、一般的にバーチャルオフィスを利用すると考えると、立地条件も悪くなく、資金をぐっと抑える事が出来て、更に良質なサービスや会議室等の利用も出来ると考えると、やはりワンストップビジネスセンターの利用がよりわかりやすく、利用もし易いと言えます。
よって今回のバーチャルオフィス対決の結果は……、ワンストップビジネスセンターに軍配が上がりました。
会社概要
商品名 | ワンストップビジネスセンター | サーブコープ |
---|---|---|
販売事業者名 | 株式会社MOOR | サーブコープジャパン株式会社 |
所在地 | 東京都港区南青山2-2-15 | 東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 新宿野村ビル32階 |
ホームページ | http://www.1sbc.com/ | http://www.servcorp.co.jp/ |