スカイマークとジェットスターの格安航空会社を比較対決

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飛行機

スカイマークとジェットスター、2つの格安航空会社を比較対決しました。

同じ格安航空会社といっても、得意とする路線や空港は違ってきます。

もちろん機体やサービスの良さ、料金などが異なるのは当然。2つの会社のそれぞれの特徴がここを見れば一目瞭然です。

旅行や帰省のときになるべくお得な航空券を手に入れるためにもぜひ参考にしてくださいね。

スカイマーク
http://www.skymark.co.jp/

ジェットスター
http://www.jetstar.com/jp/

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航空会社として最初に参入したのはどっち?

◯WIN スカイマーク
1996年11月、当時のHIS社長らの出資により設立されました。また1986年より始まった規制緩和政策による新規参入航空会社の第1号と言われています。その後1998年9月19日に「羽田―福岡線」の運行を開始しました。

×LOSE ジェットスター
2011年8月16日、オーストラリアのカンタス航空グループ・日本航空(JAL)・三菱商事の3社による1/3ずつの出資により設立する予定である事が発表されました。その後2012年3月12日に伊藤忠商事系の総合リース会社が、三菱商事の保有する株式の半分を譲り受ける形で出資に加わり、2012年7月3日から「東京―成田」をハブとして国内線の運航を開始しました。

就航路線が多いのはどっち?

◯WIN ジェットスター
≪国内線≫
・成田空港より:「成田―新千歳」「成田―関西」「成田―高松」「成田―松山」「成田―福岡」「成田―大分」「成田―熊本」「成田―鹿児島」「成田―那覇」

・中部国際空港より:「中部―新千歳」「中部―福岡」「中部―鹿児島」「中部―那覇」関西空港より:「関西―新千歳」「関西―福岡」「関西―熊本」(2016年3月27日より運休)「関西―那覇」

≪国際線≫
・成田空港より:「成田―香港」「成田―桃園(台北)」「成田―マニラ」

・中部国際空港より:「中部―桃園」「中部―マニラ(2016年4月1日より開始)」

・関西空港より:「関西―香港」「関西―桃園」「関西―マニラ(2016年4月7日より開始)」

×LOSE スカイマーク
≪国内線≫
・羽田空港より:「羽田―新千歳」「羽田―神戸」「羽田―福岡」「羽田―鹿児島」「羽田―那覇」(経由便)「羽田―(神戸)-長崎」

・神戸空港より:「神戸―新千歳」「神戸―茨城」「神戸―長崎」「神戸―鹿児島」「神戸―那覇」

・茨城空港より:「茨城-新千歳」「茨城―福岡」(経由便)「茨城―(神戸)-那覇」

・中部国際空港より:「中部―新千歳」「中部―那覇」

・福岡航空より:「福岡―新千歳」「福岡―那覇」

※スカイマークでは過去にはこれ以外にも就航路線が多くなっていましたが、2015年の民事再生手続き開始により、拠点を減少させるなどの縮小傾向にあります。また国際線の就航は現在も計画は白紙のままとなっています。

航空運賃がより安いのはどっち?

◯WIN ジェットスター
ジェットスターでは、「より多くのお客様に、より気軽に、快適な空の旅を楽しんでいただきたい」との理念に基づき、不要なコストを見直し、徹底的に無駄を省く事により、価格の壁を打ち破りました。そしていつでもお手頃な運賃での空の旅を実現してきました。その価格は国内の既存の航空会社のおよそ40%~50%と言われています。

更にジェットスターでは、『最低価格保証』を打ち出しており、他社のウエブサイトにジェットスターよりお得な価格のフライトがある場合にコールセンターに連絡をすると、他社の価格から10%引きの価格でフライトを提供する事を約束しています。またパッケージツアーにおいても条件に適合する場合は、同様に10%引きの価格で提供してくれます。

×LOSE スカイマーク
スカイマークでは、大手のおよそ25%~45%程度に設定されています。他のLCC(格安航空会社)と比較すると多少高めと感じますが、こちらも価格の面では無駄を省く事で割安に設定されていると言えます。また、「いま得」という空席連動型運賃や、「前割」という事前購入型割引運賃を併用するなど、スカイマーク独自の工夫がみられます。

マイレージサービスがお得に利用できるのはどっち?

◯WIN ジェットスター
ジェットスターでは、カンタス航空「カンタス・フリークエントフライヤー」および日本航空(JAL)「JALマイレージバンク(JMB)」のマイル加算対象となっています。(注:但しJMBマイレージ加算はPlusオプション・Maxオプション選択の場合に限定)

またジェットスター便名でのJMBマイレージ加算も対象、日本航空便名で搭乗についてもJMBマイルの加算対象となっています。

×LOSE スカイマーク
スカイマークでは、2015年現在基本的にマイレージサービスは実施していません。但し2011年6月よりデルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイル」の上級会員(メダリオン)及び提携クレジットカードの所有者を対象に、スカイマーク便の座席提供などのサービスを実施しています。

格安運賃でも機内サービスが受けられるのはどっち?

◯WIN スカイマーク
スカイマークでは、2006年2月1日からの大幅運賃値下げに伴い、機内のサービスは、ブランケット・幼児向けの絵本の貸し出し、自社時刻表の配布、機内誌の配布、希望者への紙おしぼりの配布等に限定しています。そして現在では機内誌「SKYMART」は毎月発行され、乗客は自由に持ち帰る事が可能になっています。また希望者にはブランケットの貸し出しや、飴の提供が無償で行われています。

飲料に関しては2016年2月現在、ソフトドリンク及びアルコール類の機内販売、ペットボトル入りのソフトドリンク及びコーヒー・スープ類の販売のみと非常にシンプルなサービスとなっています。更に一部の機材を除きますが、ほぼ前席にコンセントがついており、旅行中に利用する事が出来ます。

×LOSE ジェットスター
ジェットスターでは、機内では飲食物を有料にて販売しています。また機内誌や販売メニューが座席に備えてあります。機内持ち込みのアルコール飲料の飲酒は禁止していますが、機内にて販売・購入したものに限って飲酒が可能となっています。

予約が便利で簡単なのはどっち?

◯WIN ジェットスター
ジェットスターでは、ウエブサイトからの予約や、コールセンターでの受付、更に全国のコンビニ「ファミリーマート」のFamiポートや、「ローソン」「ミニストップ」のLoppiにて予約・購入が出来るようになり、非常に手軽に利用する事が出来ます。

×LOSE スカイマーク
スカイマークでは、空席照会・予約は、スカイマークの公式サイトから可能となっています。トップページより出発地、到着地、搭乗日を入力するだけで簡単に出来るようになっています。

搭乗手続き・チェックインが簡単なのはどっち?

△DRAW スカイマーク
スカイマークでは、空港にある「自動チェックイン機」もしくは「空港カウンター」にて、出発の2時間前から20分前くらいまでに手続きを完了します。どちらの利用も非常に簡単な為、特に困る事はないようです。

△DRAW ジェットスター
ジェットスターでは、「モバイル搭乗券」が利用できます。初めに出発の48時間前~1時間前までに、パソコンまたはスマートフォンからチェックインします。その後スマートフォンで利用可能なEメールアドレスを入力するとモバイル搭乗券がスマートフォンに送信されます。その届いた搭乗券を保存し空港や搭乗ゲート、機内に乗り込む際に提示するだけで、簡単に搭乗手続きが完了します。

以上様々なポイントを比較した結果は……?

スカイマークでは、この他受託手荷物を3個(一人20kgまで)まで無料で預ける事が出来ます。また座席は大手と変わらない水準の物で、ほぼ席ごとにコンセントを利用出来るようになっている為、他のLCCに乗車した後にスカイマークに乗車すると、高級に感じる事もあるようです。

フライトに関しては、多少の遅延があったとしてもLCCにありがちな欠航が少ないと言われています。また東京からの就航は便利な「羽田」発が利用出来、運賃的にもお得になっています。

更に空港利用後の各社レンタカーサービスが非常に充実しており、地方へ行った際にも大変便利にお得に利用出来るようになっています。

対してジェットスターでは、通常運賃のみの1番安い「Starter」に追加料金を支払うオプションセットの「ちゃっかりPlus」、更に充実オプションの「しっかりMax」にする事で、受託手荷物のサービス、座席指定のサービス、予約内容変更手数料無料サービス、ラウンジ利用サービス、優先搭乗サービスなど、多くの優れたサービスを利用する事が出来るようになります。もともと非常に格安な運賃ですから、これらのオプションを付けても大手航空運賃と比較するとまだまだお得だと言えます。

また成田空港発着バスの利用、成田空港近くの格安駐車場の利用、関西空港発着特急ラピートの格安利用、オンラインストアでのお得なお買い物、Wifiレンタルのお得な定額制利用、レンタカーの利用など、ジェットスターならではのサービスが充実しています。

更にジェットスターでは、就航当初より旅行会社と連携していた強みから、旅行会社が仕入れたホテルとのパックのツアー商品が利用出来たりするなど、格安とは思えないサービスが沢山あると言えます。

このように両社それぞれが出している格安な航空運賃は、利用する者にとって大変ありがたいと言えます。ジェットスターにおいては、東京からの発着が成田からしかない為、羽田利用が出来ないなどの不便さは多少あると言えますが、全体的なサービスの充実からすると十分満足出来ると言えるのではないでしょうか。

一方のスカイマークでは、やはり民事再生の手続き後に様々な路線等を縮小している点などから、全体的にはジェットスターの勢いに負けていると言えるかも知れません。よって、今回の対決は「ジェットスター」に軍配が上がりました。

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