
宅急便のヤマト運輸と郵便局のゆうパックではどちらがおすすめかを比較対決しました。ヤマト運輸はサイズ、重さで料金が決まりますが、ゆうパックはサイズのみ。
重さはどれだけ重くでも同じ金額になります。同じ配達先や持ち込みの場合などの割引制度もそれぞれ設定されています。
荷物の大小によってどちらがお得かは変わりますし、取り扱いの丁寧さやサービス、配送スピードなと人によって求めるものは違いますので、ぜひ参考にしてください。
ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/
ゆうパック
http://www.post.japanpost.jp/
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営業所・取扱店対決
◯WIN ヤマト運輸
支社・本社が11社、主管支店が69店、クロノゲートベース・ゲートウェイベースが2ヶ所、物流が257ヶ所、センターが5,996店、通運などが13拠点、合計6,348のセンターや拠点があります。
ヤマト運輸の荷物は営業所だけでなく、コンビニ(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど)やガソリンスタンド、大学生協などでも取り扱い可能なので非常に利便性が高いと言えるでしょう。
×LOSE ゆうパック
郵便局また、提携コンビニ(ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ローソンストア100)では荷物を出すことはできても荷物を受け取ることはできません。
但し、インターネット通販事業者がコンビニ・郵便局受取サービスに申し込んでいれば、ゆうパックをコンビニや郵便局で受け取ることができます。
しかし、ヤマト運輸が業界ナンバーワンの店舗数を誇るセブンイレブンをはじめとした大手コンビニと提携しているのに対し、ゆうパックの提携コンビニは種類が少ないです。
また、条件を満たさないと荷物の受け取りもできない点はいくら郵便局数が多くても利便性が高いとは言えないのではないでしょうか。
運賃対決
◯WIN ゆうパック
ゆうパックの区別は県内・第1地帯~第7地帯と分かれています。最安値の運賃は県内60サイズの690円です。最高値は第7地帯170サイズの2,810円です。近距離も遠距離もどちらもゆうパックの料金の方が安いです。
×LOSE ヤマト運輸
最安値の運賃は、同一地域内または近隣地域着の一番小さい60サイズの荷物で756円です。最高値は北海道―沖縄間160サイズの運賃4,644円です。サイズや発着地によっては似たような金額ですが、それでも僅かながらヤマト運輸の方が運賃は高めになっています。
サービス対決
◯WIN ヤマト運輸
ヤマト運輸では、宅急便・クール宅急便・ゴルフ宅急便・空港宅急便・ヤマト便・宅急便コレクト・宅急便コンパクト・パソコン宅急便・スキー宅急便・手荷物の預かりや手荷物を当日に届けるサービス・オークション宅急便・ネコポス・宅急便タイムサービス・超速宅急便・時間帯お届けサービス・着払い制度・営業所止置きサービス・代金引換などの決済サービス・複数口減額制度・クロネコメンバー割・往復宅急便・らくらく家財宅急便・美術便・国際宅急便・留学宅急便・引越らくらく海外パックなどのサービスを提供しています。
また、クロネコメンバーズに登録すると、集荷受付・宅配ロッカー発送サービス・お届け予定eメール・お届け完了eメール・らくらく送り状発行サービス・送り状発行システムC2・宅急便送り状印字サービス・宅急便受取指定・再配達受付・宅急便店頭受取りサービス・宅急便転居転送サービス・システムからの受取日時変更・不在連絡eメール・ヤマト運輸LINE公式アカウントなどが利用できます。
ヤマト運輸のサービスは盛りだくさんなので、荷物や状況に応じた対応が可能ですね!
×LOSE ゆうパック
ゆうパックのサービスには、チルドゆうパック・当日配達ゆうパック・オークションゆうパック・ゴルフ、スキーゆうパック・空港ゆうパック・複数口割引(同時に10個以上の荷物を送る場合)・持込割引・同一あて先割引・配達日希望サービス・配達時間希望サービス・不在時は翌日再配達・再配達時間帯指定の無料・代金引換・着払・本人限定受取・セキュリティサービス・ゆうびんポータルなどがあります。ヤマト運輸のサービスに比べると、サービス内容に物足りなさを感じてしまいます。
取扱可能な荷物のサイズ対決
◯WIN ヤマト運輸
宅急便は3辺の合計が160センチ以内、25kgまでの重量の荷物を取り扱っています。このサイズを超える場合はヤマト便を利用します。
クール宅急便は3辺の合計が120センチ以内、15kgまでの荷物なら取扱可能です。荷物の種類に応じたサービスが豊富なので、比較的色んなサイズのものを運んでもらうことができます。ヤマト運輸なら小さな荷物から大きな荷物まで対応してくれるのでありがたいですね!
×LOSE ゆうパック
長さ・幅・厚さの合計が170センチで重さが30kgまでの荷物を取り扱っています。ゴルフ・スキー・空港ゆうパックに限っては、このサイズを超えても取り扱い可能です。チルドゆうパックは、長さ1m以内で、長さ・幅・厚さの合計が1.5mで重量は30kg以内のサイズとなっています。保冷が必要な荷物に関しては、チルドゆうパックの方がサイズの猶予があります。
お届けスピード対決
ヤマト運輸とゆうパックの配達予定日をそれぞれ調べてみました。受付窓口によって配達予定日に誤差が生じる場合もあります。
◯WIN ゆうパック
・東京~北海道または沖縄:翌々日午前
・東京~大阪:翌日午前
・東京~香川:翌日午後2時
・東京~福岡:翌日夜間
・北海道~沖縄:翌々日午前
×LOSE ヤマト運輸
・東京~北海道または沖縄:翌々日午前
・東京~大阪:翌日午前
・東京~香川:翌日午後2時
・東京~福岡:翌々日午前
・北海道~沖縄:翌々日午前
どちらも配達スピードに大差はありませんが、東京から福岡へはゆうパックの方が早く荷物が届きそうです。福岡以外にも東京から九州の佐賀・長崎・大分への荷物は、ゆうパックなら翌日夜間に着きますがヤマト運輸は翌々日午前と少し遅めの到着です。
熊本に限っては、ゆうパックなら翌日夕方に着きますがヤマト運輸は翌々日午前到着と差があります。発着地によってスピードは違いますが、相対的に見てゆうパックの方がスピーディと言えます。
但し、ヤマト運輸には運賃をプラスしなくてはいけませんが超速宅急便というサービスがあります。ゆうパックにはこういった速達サービスはありません。
料金の支払い方法対決
◯WIN ヤマト運輸
現金のほかにクロネコメンバー割、電子マネーでの支払いが可能です。クロネコメンバー割とは、クロネコメンバーズ電子マネーカードにヤマト運輸で使える電子マネー「クロネコメンバー割」をチャージして利用する方法です。
5,000円以上のチャージで運賃が10%オフ、50,000円以上のチャージだと15%オフになるお得な支払い方法です。ポイントも貯まる上、nanaco・楽天Edy・WAONいずれかの電子マネーも利用できます。
但し、カードをすぐに発行できる訳ではないので注意が必要です。電子マネーはnanaco・楽天Edy・WAONの他に、交通系電子マネー(Suica・ICOKA・PASMOなど)の利用が可能です。
送料着払いは現金と電子マネーでの支払いが可能です。代金引換は現金のほか、電子マネー、クレジットカード、デビットカードでの決済が可能です。
×LOSE ゆうパック
ゆうパックを出すときの料金支払い方法は、現金払い・切手ちょう付・料金後納・料金計器別納があります。料金後納や料金計器別納は、個人よりも荷物が多い企業向けの支払い方法です。
コンビニで出す場合はクレジットカードや電子マネーでの支払いも可能ですが、切手ちょう付は不可となっています。着払いや代金引換の支払い方法は現金か切手のみとなっているようです。もう少し時代に合った支払い方法が増えるといいですね。
包装資材対決
◯WIN ヤマト運輸
ヤマト運輸は実に様々な包装資材を用意しています。宅急便コンパクト専用BOXはAmazonで購入することができます。宅急便で利用できる一般的なBOXは全部で6種類あります。
この他に精密機器BOX2種類、酒類のBOX4種類、図面やポスター、カレンダーなど折り曲げて送ることができないものを入れるBOX2種類、袋タイプ5種類、クッション封筒2種類、ゴルフカバー4種類、スキー・スノーボード専用カバー4種類、ボストンバッグやスーツケースのカバー3種類、絵画専用のボックス2種類など、荷物に応じた専用の包装資材が豊富に揃っています。
利用の際はセールスドライバーや営業所、フリーダイヤルで在庫確認をしてから注文します。注文してからセールスドライバーが届けてくれるのでとても便利です。包装資材は全て有料です。
×LOSE ゆうパック
箱が特大・大・中・小の4種類、袋とクッション封筒が大・小2種類、三角箱、酒用パック4種類、ゴルフバッグカバー・スノーボードカバー・スキー板用カバー・キャスター対応カバーそれぞれ1種、ボストンバッグカバー大・中の2種類があります。ヤマト運輸に比べると包装資材の種類は少ないようです。また、これらの包装資材は全て有料で、購入できるのは郵便局の窓口のみなのです。買いに行く必要があるので少し不便だと思います。
結局どっちがいいのか?
対決項目 | ヤマト運輸 | ゆうパック |
---|---|---|
営業所・取扱店 | 〇 | × |
運賃 | × | 〇 |
サービス | 〇 | × |
取扱可能な荷物のサイズ | 〇 | × |
お届けスピード | × | 〇 |
料金の支払い方法 | 〇 | × |
包装資材 | 〇 | × |
合計ポイント |
WIN:5 LOSE:2 DRAW:0 |
WIN:2 LOSE:5 DRAW:0 |
総合結果 | ◯WIN | ×LOSE |
今回は、宅配事業トップの「ヤマト運輸」と流通業界のトップに君臨する日本郵便が取り扱う「ゆうパック」について様々な角度から比較しました。
比較してみた結果、圧倒的な差をつけて「ヤマト運輸」に軍配があがりました!
まず、ヤマト運輸は自社営業所だけでなく、コンビニやガソリンスタンドなど色んな業種の店舗で荷物を送ることも受け取ることもできます。
これは非常に利便性が高いといえます。また、取扱荷物の幅広さやサービス・梱包資材の種類の豊富さなど、多様なニーズにもきめ細かく対応している点は大変評価ができるのではないでしょうか。
但し、料金と配達スピードは、ゆうパックの方が若干安くてスピーディです。しかし、ヤマト運輸ではクロネコメンバー割という支払い方法があり、これを利用すると宅配料金が10%~15%も割安になるので、ゆうパックより安く送ることができる地域も出てきます。
更に、ヤマト運輸の超速宅急便という速達便を使えば、ゆうパックよりも早く目的地へ荷物を届けることができるのです。こういったことから一概にゆうパックの方が安くてスピーディだとも言えないのです。
クロネコメンバー割の手続きをしたくない、超速宅急便の料金を節約したいと考える人ならゆうパックをオススメします。サービスをうまく利用すれば安上がりにもなりますし、近くのコンビニからも荷物が出せるし受け取ることもできます。
大きな荷物にも対応し支払い方法も選択の余地がある、お届け予定や不在連絡のeメールが届くなどサービスはやはりヤマト運輸の方が利便性も高くサービスも手厚くオススメです。
会社概要
商品名 | ヤマト運輸 | ゆうパック |
---|---|---|
販売事業者名 | ヤマト運輸株式会社 | 日本郵便株式会社 |
所在地 | 東京都中央区銀座2-16-10 | 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号 |
ホームページ | http://www.kuronekoyamato.co.jp/ | http://www.post.japanpost.jp/ |