箱根温泉と草津温泉を比較対決

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温泉

箱根温泉と草津温泉を比較対決しました。

泉質や宿の情報はもちろん、周辺の立ち寄りスポットなどがここを見ればまるわかり。温泉旅行に行くときに重視するのはどこでしょうか?

温泉街をゆったりと楽しむ、温泉自体を満喫する、人気旅館に泊まりたい、周りでまずは遊ぶなど人それぞれです。ぜひここを参考にして、素敵な旅行プランを立ててください。

箱根温泉の観光ガイド
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草津温泉の観光ガイド
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箱根温泉と草津温泉の比較表

箱根温泉 草津温泉
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町 群馬県吾妻郡草津町
開湯 奈良時代 大和朝廷の頃、日本武尊が東征帰途の折に温泉を発見したと伝えられる。(諸説あり)
日本三名泉 × 三名泉のひとつ
源泉 箱根十七湯
「湯本」「塔之沢」「宮ノ下」「堂ヶ島」「底倉」「木賀」「芦之湯」「姥子」「二ノ平」「小涌谷」「大平台」「強羅」「宮城野」「仙石原」「湯ノ花沢」「芦ノ湖」「蛸川」
公的に管理している大源泉が6つ存在するほか、ホテル等が所有している小源泉も多数存在。
(湯畑、白旗、西の河原、地蔵、煮川、万代鉱)
泉質 アルカリ性単純温泉、食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)、石膏泉(カルシウム-硫酸泉)など 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) (酸性低張性高温泉)
泉温 34℃~84℃ 50~96℃
湧出量 約25,000t/日 約27,000 L/分
(最大時36,000 L/分超)
pH 7.8~9.3 2.05
浸透圧の分類 低張性
総収容人員数 12,531 人/日
年間浴客数 約280万
効能 きりきず・やけど・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱体質・動脈硬化症・糖尿病・一般的適応症など 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病など
宿泊施設 200件以上 飲食店、旅館、民宿101件、ビジネスホテル1件、ペンション31件、ユースホステル1件
観光地 芦ノ湖、大涌谷、旧街道石畳、元箱根石仏群、箱根小涌園ユネッサン 湯畑、西の河原公園、白根山、草津熱帯圏、草津町温泉資料館、嫗仙の滝
交通 【鉄道】
小田急ロマンスカー:新宿~箱根湯本
【自動車】
小田原厚木道路・西湖バイパス:箱根口IC
国道1号線・箱根新道:箱根湯本
【鉄道】
JR東日本吾妻線:長野原草津口駅
【路線バス】
JRバス関東:長野原草津口駅~草津温泉駅
草軽交通:軽井沢駅~草津温泉駅
【高速バス】
上州ゆめぐり号:新宿駅~草津温泉駅
【自動車】
関越自動車道:渋川伊香保IC
上信越自動車道:上田菅平ICロマンチック街道利用
上信越自動車道:信州中野IC国道292利用。積雪期通行不可
フリーパス 箱根フリーパスで何回でも乗り降り自由。
・箱根登山電車
・箱根登山ケーブルカー
・箱根ロープウェイ
・箱根海賊船
・箱根登山バス(指定区間)
・小田急箱根高速バス(指定区間)
・東海バスオレンジシャトル(指定区間)
・観光施設めぐりバス(箱根登山バス)
フリーパスなし。
町内巡回バスあり。( 1乗車 100円 )
問合せ先 箱根湯本観光協会
0460-85-7751 
箱根町総合観光案内所
0460-85-5700
草津温泉観光協会
0279-88-0800
草津温泉旅館協同組合
0279-88-3722(9:00~17:00)
観光情報サイト 箱根温泉の観光ガイドはこちら 草津温泉の観光ガイドはこちら

温泉としての歴史が深いのはどっち?

◯WIN 草津温泉
草津温泉の歴史は、「草津年代記」によれば、古墳時代に日本武尊が東征帰途の折に初めて草津の温泉を発見したと伝えられています。その後も奈良時代に行基が、更に鎌倉時代に幕府を開いた源頼朝が共に温泉を発見したと伝えられています。

室町時代以降になると、その時代の著名人が次々に訪れるようになり、林羅山の日本三名泉に数えられるようになりました。江戸時代の温泉番付では当時の最高位である「東大関」に格付けされるなど、日本を代表する名泉の一つとして有名となりました。現代においても広く親しまれ、多くの観光客で賑わっています。

×LOSE 箱根温泉
箱根温泉の歴史は、「湯本の記」によれば、奈良時代の757年に泰澄弟子「浄定坊」が湯本温泉を開いたと記されています。その後豊臣秀吉の小田原征伐をきっかけに広く知れ渡るようになり、更に江戸時代に入ると五街道の1つである「東海道」に沿った温泉として繁栄し「箱根七湯」としても有名となりました。(※蛯子の湯を含めて「箱根八湯」と呼ぶ場合もあります。)

明治以降は保有地・観光地としての開発も進み、1919年には箱根登山鉄道が山上まで達した事で非常に便利となり多くの観光客が訪れるようになりました。その後新たに9つの温泉を合わせた「箱根十七湯」、更に3つ加えた「箱根二十湯」とも言われるほど多くの温泉が並ぶ日本有数の温泉地として愛されるようになりました。

自然湧出量が多いのはどっち?

◯WIN 草津温泉
草津温泉では毎分約32,300ℓ以上、1日にすると約46,512t以上の温泉が自然に湧き出しています。これはドラム缶に換算すると缶約23万本分となりその量の多い事がわかるでしょう。これは日本の温泉の中では最も多く「日本一」を誇っています。この為、草津の旅館や温泉施設では「源泉かけ流し」が楽しめるわけです。草津温泉の人気の秘訣と言えるでしょう。

×LOSE 箱根温泉
箱根温泉には20もの温泉があります。その中で最も多い湧出量を誇るのが「箱根湯本温泉」で、毎日約8,000tもの温泉が湧き出していると言われています。とても湯量が多い事で知られていますが、この数値は自然湧出量にポンプ等で湧きあげる人工での作業も加えた湧出量である為、20の温泉を全て含めても草津の自然湧出量には到底及びません。

温泉の泉質による効能が期待出来るのはどっち?

△DRAW 箱根温泉
20もの温泉場がある箱根の泉質は多種多様です。同じ箱根と言っても温泉場・宿の源泉によってその泉質も効能も違いがあります。

エリア事に見てみると、箱根湯本エリアでは「8.8のアルカリ性/単純温泉・ナトリウム塩化物泉等」、塔ノ沢エリアでは「8.9のアルカリ性/単純温泉・ナトリウム塩化物泉等」、宮ノ下エリアでは「8.2弱アルカリ性/単純温泉・アルカリ性単純温泉等」。

小涌谷エリアでは「8.6アルカリ性/単純温泉・ナトリウム塩化物泉等」、強羅エリアでは「7.7弱アルカリ性/カルシウム硫酸塩泉・アルカリ性単純温泉等」、仙石原エリアでは「7.0中性/カルシウム硫酸塩泉・単純硫黄泉等」。

芦之湯エリアでは「7.3中性/単純温泉・単純硫黄温泉・硫酸塩泉等」、芦ノ湖エリアでは「6.3弱アルカリ性/単純温泉・単純硫黄温泉」と示されています。(注:これはエリア事に大まかに表している為、宿やお風呂によっては更に他の泉質が含まれる場合もあります。)

これらの泉質より期待出来る効能としては、「腰痛・神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・切り傷・捻挫・四十肩・五十肩・リュウマチ・疲労回復・慢性皮膚疾患・高血圧症・動脈硬化・痔・切り傷・慢性婦人疾患・月経障害・冷え性・火傷・虚弱児童・糖尿病等」があり、非常に多くの効果が期待出来ると言えます。

△DRAW 草津温泉
草津温泉では、古き時代より「湯治場」としても著名な温泉場です。日本でもその昔、まだ衛生に関する知識や医療の技術が十分発達していなかった頃には、多くの人が温泉療法と呼ばれる治療を信じ回復を試みていたと言われています。そして現在も、自然湧出量が最も多く100%天然温泉と呼ばれる草津温泉の泉質の良さは、多くの人から期待されていると言えるでしょう。

草津温泉のシンボルである「湯畑」を調べてみると、泉質は「酸性・含硫黄‐アルミニウム‐硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)と示されており、その効能は「神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節の強張り・打ち身・挫き・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進・慢性皮膚病・動脈硬化症・切り傷・火傷・虚弱児童・慢性婦人病・糖尿病・高血圧症等」があると言われています。

観光地としてより楽しめるのはどっち?

◯WIN 箱根温泉
温泉が数多く集まり幅広いエリアに広がる箱根では、多くの観光スポットとしても大変人気があります。明治時代より日本でも有数のリゾート地として発展した宮ノ下/小涌谷エリアでは、レトロな商店街やセピア通りが人気で外国人観光客も多く見うけられます。また有形文化財に登録された老舗の富士屋ホテルや子供にも人気の箱根小涌園ユネッサン等、世代を問わない人気のスポットが多くあります。

強羅エリアに移ると強羅公園・大文字焼・庭園など落ち着いた雰囲気の名所が並びます。更に仙石原ではすすき草原や金時山が有名な高原リゾートが広がる中、箱根彫刻の森美術館・ポーラ美術館等といった大きな美術館や星の王子様ミュージアムなどが集まりアートな一日が楽しめます。そしてなんといっても富士山を望める絶景エリアとして広がる芦ノ湖/芦之湯エリアでは、遊覧船・水上スキー・ボート等自然を満喫できるレジャースポットとして人気です。また箱根の随所に広がる四季折々の花々や雄大な景色は非常に見ごたえがあり何度も訪れたい観光地と言えるでしょう。

×LOSE 草津温泉
草津は高原の町として広がり、1年の平均気温が7℃と低く夏場でも25℃を超える事はめったにないと言われています。ですから7~8月の一番暑い時期でも平均気温は17.5℃と大変過ごしやすいです。

また北と西は白根山をはじめとする三国山脈の2,000m級の山々に囲まれ、東と南は海抜1,200m級の一大高原となって開けており、高原からは浅間山・榛名山・赤城山が望め見事な景観となっています。その豊かで恵まれた自然を満喫できるようエリア別に多くのハイキングコースが広がっています。更に冬場はスキー場を楽しむ観光客で賑わうなど、1年を通じて親しまれていると言えるでしょう。

交通のアクセスがいいのはどっち?

◯WIN 箱根温泉
箱根温泉に向かう交通手段として電車の場合、新宿からは「小田急ロマンスカー」で約85分と非常にアクセスが良い事がわかります。東京駅から向かう場合でも、「新幹線」を使えば「箱根登山線」を乗り継いでおよそ1時間弱、羽田からも「京急線」「東海道線」「箱根登山鉄道」を利用しておよそ110分で到着です。また関西方面の名古屋・新大阪・京都の場合それぞれ「新幹線」と「箱根登山線」を利用して、最短でおよそ2時間半・3時間20分・3時間とこちらもアクセスの良さがわかるでしょう。

「自家用車」の場合、関東方面からは高速や小田原厚木道路、西浦バイパス等を利用しますが、こちらは渋滞事情・冬季の路面凍結・有料駐車場等の台数制限など様々な観点から考えるとお薦めとは言えません。(渋滞等がなければそれ程時間はかからないでしょう。)
この他「高速バス」では羽田・横浜―箱根湯本・ホテルはつはな間において、小田急箱根高速バス「箱根湯本エアライナー」が運行されており、乗り換えなしで直行出来るので大変便利と言えるでしょう。

×LOSE 草津温泉
草津温泉に向かう交通手段として電車の場合、上野から「特急草津号」にて長野原草津口まで2時間半で到着となります。更にそこから草津温泉バスターミナルまでバス「JRバス関東」にておよそ25分の行程です。

「自家用車」の場合、東京本面からの場合、練馬I.Cより関越道にて渋川伊香保I.C、R353・145にて長野原(大津)、R292にて草津までの経由でおよそ163㎞の道のりです。この他練馬I.Cより関越道にて藤岡JCT、上信越道にて碓井軽井沢I.C、R18にて中軽井沢、R146・292にて草津までの経由コースでおよそ185㎞の道のりとなります。

大阪方面からの場合、吹田I.Cから名神高速道にて小牧JCT、中央道にて須玉I.C、R141にて佐久、R18にて中軽井沢、R146にて長野原(大津)、R292にて草津までの513㎞の行程です。もう一方は、小牧JCTより中央道にて岡谷JCT、長野道より更埴JCT、上信越道より上田菅平I.C、R144 県道59 R292より草津(天狗山)までの314㎞の行程です。また冬場は積雪や路面凍結等の条件から普通車では難しいと言えるでしょう。

この他「高速バス」では「上州ゆめぐり号」にて東京駅八重洲口より新宿~伊香保温泉方面を抜けて草津温泉までとなり、およそ3時間半から4時間の道のりです。

結局どっちがいいのか?

対決項目 草津温泉 箱根温泉
温泉としての歴史 ×
自然湧出量 ×
泉質による効能
観光地 ×
交通のアクセス ×
合計ポイント WIN:2
LOSE:2
DRAW:1
WIN:2
LOSE:2
DRAW:1
総合結果 △DRAW △DRAW

温泉として比較した場合、やはり草津温泉の自然湧出量の多さには、誰もが魅力を感じるところではないでしょうか。白い湯けむりがもうもうと立ち上る中、独特の硫黄の香りと共にたっぷりの湯量の100%天然温泉、日本三名泉の一つとしての誇り高き温泉と言えるでしょう。

また情緒あふれる山並みの景色も、一段と風情があって訪れる人の心まで潤してくれる温泉ではないでしょうか。しかしながら、アクセス面・観光面・費用面等あらゆる点を考慮して考えると、時間・費用等にある程度ゆとりある大人向けの温泉と言えるのではないでしょうか。お湯の温度がかなり高温である事も子供向きとは言えない理由の一つです。

これに対して箱根温泉は、小田急ロマンスカーによる交通アクセスの良さ・リーズナブルな費用面・観光地としての魅力などあらゆる面でちょうどよい温泉と言えるでしょう。日帰りでも十分楽しむ余裕があり、ファミリーからお年寄りまでどの年代の人にも楽しめる点で人気がある事がわかるでしょう。

このようにどこにポイントを置くかによって、どちらが良いかはおのずと変わってくると考えられます。単純に温泉としての質だけみればやはり天下の「草津温泉」が上と判断できますが、やはりあらゆる年代の人にとって、実際に行く事が出来て楽しめる温泉…という観点から判断すれば「箱根温泉」となります。よって今回の比較の結果、ドローとさせていただきます。

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