医療事務と栄養士と資格取得するならどっちがいいか比較対決

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栄養士 医療事務

医療事務と栄養士、これから資格を取るならどちらの資格がいいのかを比較対決しました。

通信でも取れる医療事務と専門学校などでの勉強が必要な栄養士。どちらも就職に有利に働く資格です。特に栄養士の方は、管理栄養士への道も開け、求人数、勤務地とも多数あります。

しかし医療事務の方は簡単に取得できるという利点があります。どちらの方がより有利なのか徹底比較していますので、自分の人生設計に合った資格を選んでください。

資格としての意味合い

×LOSE 医療事務
医療事務の資格とよく耳にしますが、実際には「医療事務」という名称の資格はありません。また国家資格や免許でもなく、民間団体や主催学校による資格になります。「

医療事務」の資格としては細かいものや関連するものも含めると80以上の資格があることになります。その中でも主に、診療報酬請求事務能力認定試験や、医療事務技能審査試験、医療事務管理し技能認定試験などがよく受験されている資格です。

誰でも受験することができ、また、資格がないと医療事務の仕事に就けないというものでもなく、あくまで「あると良い」という意味合いであることから、今回はこちらの負けとさせていただきます。

◯WIN 栄養士
栄養士は、「都道府県知事に申請し免許を受けて栄養の指導に従事する人」を指します。医療事務との違いは、正式に資格とされていることです。また、栄養士の資格を取るには、養成施設へ通う必要があります。栄養士の職に就くにはこの資格が必須になります。専門の資格としての意味はこちらのほうが大きいと思われることから、こちらの勝ちとさせていただきます。

資格取得までの期間と費用

◯WIN 医療事務
医療事務は先ほども書いたように、数多くの資格試験があります。また、受験の条件などもなく、誰でも受けられるものです。受験までの勉強は、通信教育やスクール、専門の学校、独学と様々です。

どの勉強法を選ぶかにもよりますが、独学であればテキスト代、通信教育であればその受講費(例えばユーキャンで5万円程度)、学校に通うならその費用となります。真剣に勉強すれば1~2か月の勉強で合格も可能となっており、費用・期間ともこちらのほうが手軽になります。子育て中の方なども再就職に向けて受験することも多く、どんな方でも取得が可能です。

×LOSE 栄養士
栄養士の資格を取るには、まず栄養士養成施設(大学や専門学校など)で、2年以上の知識や技能の習得が必須となっています。

学校へ通う必要があるため、大学受験など進学のタイミング以外でこの資格を取得したいと思った場合、仕事を辞めて学校へ通ったり、子育てをしながら大学へ通ったりする勇気が必要になります。また、この資格は夜間部などでの習得を不可としており、金銭的にも余裕がないと難しいものです。

通学・授業料などを考える必要があり、またそれに合わせて生活も変えなければなりません。最低2年間という点でも、こちらの資格を取得するまでのハードルは医療事務に比べてかなり高いといえるでしょう。資格取得までの期間と費用についてはこちらの負けといたします。

就職のしやすさ

×LOSE 医療事務
医療事務の就職において、何よりも優先されるのは「実務経験」です。いくら資格があっても雇う側は経験者を優遇しており、採用の優先順位は以下のようになっています。

1、資格あり・病院での実務経験あり
2、資格なし・病院での実務経験あり
3、資格あり・診療所での実務経験あり
4、資格なし・診療所での実務経験あり
5、資格あり・実務経験なし

医療事務の資格は、必須の資格ではなく、経験があることが一番の就職への近道となっています。かといって資格をとらなくてもいいというわけではなく、未経験者にとっては資格をもっていることがやる気を伝える大きなポイントになります。

また、資格を取ることで、最低限の基礎知識が身につくので、未経験で医療事務の仕事に就く際には、その基礎知識があるかないかで仕事にも大きく影響します。資格があるから就職できるというわけではないのでこちらの負けといたしましたが、資格をとることは就職に有利になることに違いありません。

◯WIN 栄養士
こちらは栄養士としての職に就くには、栄養士の資格が必須になります。栄養士の仕事の場は、学校給食などの提供の場だけでなく、病院や老人施設、企業の食堂や食品メーカーの開発など、かなり広い範囲になります。

また公務員としての採用の可能性もあります。医療事務に比べ、就職活動をする人が資格保有者のみに限られてくること、就職の場が多岐にわたることから、こちらの勝ちとさせていただきました。

給与

△DRAW 医療事務
医療事務の給与は、大卒初任給の平均が182,560円、高卒の初任給が157,313円(日本医療労働組合連合会調べ)となっています。また、勤続3年での平均年収が290万円程度、勤続10年で360万円程度、勤続25年~30年で500万円ほどとなっています。

この給料には地域差が大きく、地方での給料は平均よりもかなり低くなることもあります。パートであれば、平均時給850円程度、経験者であれば時給1,000円程度もみられます。医療事務の仕事は派遣も多く、派遣の場合、資格ありの方で年収が平均で220万円ほどとなっています。働き方や経験により給料はかなり違い、一概に高いとも低いともいいきれないのが現状です。

△DRAW 栄養士
栄養士の給与は、栄養士の平均年齢34.7歳での平均月収228,400円、平均年収330万程度とされています。(厚生労働省調べ) 栄養士の場合、働く場が様々であり、その職場によっても給与は大きく違ってきます。

給食会社の場合、18万円~22万円、病院の場合18万円~27万円、老人施設の場合18万円~25万円、保育園の場合18万円~20万円ほどが相場のようです。企業であれば、企業の業績によりますし、食品メーカーの研究や開発になると、もう少し待遇が良くなることが多く、人気が高い職種になります。

公務員としての栄養士の仕事に就く場合、平均的な初任給は18万円~20万円となっていますが、公務員の場合、勤続年数と比例して給与も上がるので、安定性は高くなります。こちらも医療事務と同様に、働き方によって年収に差が出てくるものであり、給与面ではどちらも引き分けとさせていただきます。

勤務時間・休日

◯WIN 医療事務
医療事務の働き方は、正社員、パート、派遣と様々です。経験者が何より優遇されるため、正社員として働いたあと、子育ての期間はパート、子どもがある程度大きくなればまた正社員として勤めるということも可能です。

勤務時間は正社員の場合、朝は早ければ7時ごろから、夕方は遅ければ20時ごろと長くなりますが、パートや派遣などでの採用を使いながら生活に合わせて働くことができます。休日は、医療機関の休みに合わせ、日曜(病院によっては土曜日も)、木曜日午後というところが多いようです。働き方の柔軟性からこちらを勝ちといたしました。

×LOSE 栄養士
栄養士の募集には医療事務ほどパートや派遣というものがなく、あまり時間や勤務日数を選ぶことができません。また、働く場にもよりますが、施設などで働く場合、休みが土日ということは少なく、シフト制となることが多いようです。

3食提供する職場では、勤務時間も朝の5時から、夜は9時ごろまでということもあり、時間も休日も基本的にシフト制が多くなっています。休みが不定期なため、家族との時間にも支障が出ることも少なくなく、それを理由に続けられないとされる方も多いようです。勤務先にもよりますが、多くの場合でこういったことが起こりうるため、こちらの負けとさせていただきました。

将来性

×LOSE 医療事務
高齢化社会で、これから医療の場がどんどん広がると思われる中、医療事務の需要も今後ますます増えると思われます。経験がものをいう職種であり、年齢問わず長く働けるという長所があるものの、まだまだ待遇では改善が必要とされています。

また、その先にさらなる資格があるわけでもなく、ステップアップを望む人には物足りないかもしれません。医療事務も今後ますます必要とされる職種ではありますが、栄養士の将来性には敵わず、こちらの負けとさせていただきました。

◯WIN 栄養士
栄養士は、実務経験を経て「管理栄養士」としての資格取得を目指すこともできる資格です。栄養士は健康な人に向けての栄養指導ですが、管理栄養士となればそれに加え、傷病者などに対しての栄養指導もできるようになります。

病院や老人施設が増えている今、それに伴って栄養士の需要はますます高まることとなり、さらにはその中で管理栄養士の需要は非常に高いものとなるでしょう。日本の現状による仕事の場の拡大だけでなく、ステップアップによりさらに将来性を高めることができる資格であり、こちらの勝ちといたしました。

結局どっちがいいのか?

対決項目 医療事務 栄養士
資格 ×
資格取得までの期間と費用 ×
就職のしやすさ ×
給与
勤務時間・休日 ×
将来性 ×
合計ポイント WIN:2
LOSE:3
DRAW:1
WIN:3
LOSE:2
DRAW:1
総合結果 ×LOSE ◯WIN

医療事務と栄養士、どちらの資格がよいかという対決でしたが、今回は栄養士の勝ちとしたいと思います。

その理由として
・正式な資格である
・資格を持っている人しか栄養士の職に就けない
・資格を取るためのハードルが高く、持っていることがかなりの強みになる
・働く場の種類が豊富
・公務員を目指すこともできる
・管理栄養士を目指すこともできる

栄養士の仕事は、医療事務に比べ、時間や休日の融通が利きにくく、女性であれば医療事務のほうが努めやすい印象です。しかしながら、資格として両者を考えたとき、取得するまでのハードルの高さも含め栄養士という資格の重みはかなり大きなものです。

結婚や子育てをしてから医療事務の資格は取れますが、結婚し家庭を持ってから栄養士の資格を取るのはとても大変だと思います。簡単にとれない資格だからこそ、取れるときに取ることで将来の仕事の幅も広がります。

どちらの仕事も大変な仕事ながら給料が安いといわれることの多い職種ですが、これからの高齢化社会では必ず需要が増える職種であり、待遇も今後改善されることと思います。

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