住宅ローンのボーナス返済が「あり」と「なし」を比較対決

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住宅ローンを組む場合、ボーナス返済「あり」と「なし」ではどちらがいいかを比較対決しました。

ボーナス時に多く返済する方法は、月々の返済額を減らすことができます。しかし、ボーナスは必ず支給されるとは限りません。

また元金が半年ごとにしか減らないために、全体の返済額で見ると利息分の金額が増えてしまうことがデメリットとなります。自分の人生設計に合った返済方法を選ぶ参考にしてください。

毎月の支払額対決

◯WIN ボーナス返済あり
ボーナス返済をする一番のメリットは月々の返済額を減らせることです。

例えば、3,000万円を変動金利2%、ボーナス返済額500万円、35年ローンで組んだ場合、毎月の返済額は82,815円、ボーナス返済の分(1年に2回)は99,664円になります。

毎月の返済額は抑えられますが、ボーナス返済の月は毎月の返済額+ボーナス返済額となるので注意してください。

×LOSE ボーナス返済なし
上記と同じ条件でボーナス返済はなしにした場合、毎月の返済額は99,378円になります。ボーナス返済ありの毎月の支払額と比べると16,563円上乗せして支払うことになります。毎月16,000円以上の差は、大きく感じる人も多いのではないでしょうか。

総返済額対決

◯WIN ボーナス返済なし
ボーナス返済をしないことで、ボーナス返済するよりも毎月の返済額が多くなります。その分、元金が少しずつでも減っているので、利息も減っています。上記の例だと、ボーナス返済なしの総返済額は46,770,714円となります。

×LOSE ボーナス返済あり
ボーナス支払い月はまとまった金額が返済されますが、半年に1回なので、その分元金が減らず、利息が多くなります。

上記の例だと、ボーナス返済ありの総返済額は46,798,430円になります。その差額は27,716円でボーナス返済なしの方が安くなります。

3万円弱なので、あまり大きな差とは思いませんが、ボーナス返済をしなければ支払わなくてもいい余計なお金だと思うと、もったいない気がします。

貯蓄のしやすさ対決

◯WIN ボーナス返済なし
ボーナス返済がないので、全額貯蓄をしてもいいし、少しお金を使って残りの分を貯蓄することもできます。

年に2回ボーナスがあるので、他に使う予定がなければ、まとまった金額を貯蓄に回すことが出来るのではないでしょうか。

×LOSE ボーナス返済あり
まずはローンの返済をしなければいけません。ボーナスが出る月は、いつもの月よりもローンの返済額が多くなるので、負担が大きく感じることもあると思います。

ローンの支払いが済んだ後の残りのお金を貯蓄することができますが、ボーナス返済なしと比べると、貯蓄できる額も減ると思います。

リスクの大きさ対決

◯WIN ボーナス返済あり
ボーナスは会社の業績に大きく関わってくるので、毎回同じ額がもらえるとは限りません。ローンを組んだ時の会社の業績が良くても、数年後どうなっているのかはわからず、業績が悪かったり、自分の成績が悪かったりすると、まずボーナスが減らされると思います。

転職してすぐや、退職した場合、病気になった時もボーナスが減らされたり、出なくなると思っていたほうがいいでしょう。

ボーナスが支給されない時のリスクは大きいので、住宅ローンを契約する際は、そういったこともよく考えて契約するようにしましょう。

×LOSE ボーナス返済なし
会社の業績が悪くなり、毎月のお給料が減ることも考えられますが、まずカットされるのはボーナスだと思います。

ボーナス返済をなしにしておけば、ボーナスが出なくなった時でも差し迫って困ることはないのではないでしょうか。

気持ちの余裕度対決

△DRAW ボーナス返済あり
どちらがいいかは一概には言えませんが、ボーナス返済ありだと毎月の返済額が抑えられるので、その分気持ちにも余裕ができると思います。

抑えた分で子供に習い事をさせてあげることが出来るかもしれません。ボーナス月は返済額が大きくなりますが、それも計算してローンを組んでいるのでボーナスがきちんと出ている間は、余裕を持って過ごせると思います。

△DRAW ボーナス返済なし
毎月の返済額は少し高くなりますが、ボーナスがいくら出るかなど気にする必要がないので、景気や会社の業績をそれほど気にしないで過ごすことが出来ると思います。もし、ボーナスが減額されたり支給されなくなっても、それほど焦ることはないのではないでしょうか。

実際ボーナス返済を利用しているか対決

◯WIN ボーナス返済なし
実際住宅ローンを組んでいる人にアンケートをしたところ、60%の人がボーナス返済なしを選んでいます。

なしを選んだ理由としては、やはりボーナスが出なくなった時のリスクが大きいことや、もとからボーナスが出ないという人もいました。

×LOSE ボーナス返済あり
上記と同じアンケートによると、ボーナス返済ありを選んでいる人は40%います。
選んだ理由としては、一番は毎月の支払額が減るということ、次にボーナスで大きな額を返済することで、早く返済を終わらせ返済総額を減らせるからという人が多いようです。

結局どっちがいいのか?

対決項目 ボーナス返済あり ボーナス返済なし
毎月の支払額 ×
総返済額 ×
貯蓄のしやすさ ×
リスクの大きさ ×
気持ちの余裕度
ボーナス返済の利用 ×
合計ポイント WIN:2
LOSE:3
DRAW:1
WIN:3
LOSE:2
DRAW:1
総合結果 ×LOSE ◯WIN

住宅の購入は一生で一番大きな買い物と言っていいと思います。そのローンを契約する際は、できるだけ失敗のないようにしなければいけません。

景気が良いころはボーナス返済ありしても、リスクが大きいと思う人は多くなかったのかもしれませんが、景気が悪くなりボーナスが減らされたり、現物支給になったという話も実際ありました。

現在では、ボーナスに頼るのは怖いと思う人が多く、ボーナス返済なしというのが主流になってきているようです。

毎月の返済額はボーナス返済なしと同じくらいにして、プラスボーナス返済もすると、その分返済期間が減り、総返済額も少なくなります。

しかし、ボーナスが出なくなった時のことを考えると、やはり不安を感じてしまいます。もし、ボーナス返済を取り入れるならば、ボーナス返済分は借入金額の10%くらいまでにすると、ボーナス時の返済額もそれほど大きくならずに済むので、もしものときも対応できるかもしれません。

いろいろと比較してきましたが、ボーナス返済ありはやはり不安が大きいかなと思います。毎月の返済額は少し高くなりますが、ボーナス返済なしの方がリスクも少なく、総返済額も少なく済むのでお勧めできると思います。

ボーナスをもらって余裕があるときは、その分を繰り上げ返済に回す方が、リスクも少なく、返済期間も短縮され一石二鳥なのではないでしょうか。

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