中央労働金庫(ろうきん)とJAバンクの住宅ローンを比較対決

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中央労働金庫(ろうきん)とJAバンクの住宅ローン今回はこの2つを比較対決しました。

中央労働金庫は関東のみで、組合員か否かで融資基準も異なってきます。

JAは各JAによって金利などが異なります。それぞれの金利や返済額、返済期間、審査内容などあらゆる点を徹底比較。

メガバンクやネット銀行だけが住宅ローンをやっているわけではありませんので、ぜひ参考にしてください。

中央労働金庫の住宅ローンとJAバンクの住宅ローンの比較表

住宅ローン名 中央労働金庫の住宅ローン JAバンクの住宅ローン
変動金利 会員の方:年0.625%
会員以外の方:年0.775%
各JAによって異なるため、公式サイトには非表示。
詳しくは各JAまで問い合わせ。
固定金利 当初期間引下げ型
3年、5年:年0.700%
10年:年0.750%
20年:年1.250%
全期間引下げ型
3年、5年:年1.000%
10年:年1.050%
20年:年1.550%
各JAによって異なるため、公式サイトには非表示。
詳しくは各JAまで問い合わせ。
全期間固定金利 会員の方:年1.350%
会員以外の方:年1.500%
各JAによって異なるため、公式サイトには非表示。
詳しくは各JAまで問い合わせ。
保証料 (1)ご融資時に一括して所定の保証料額をお支払いいただく『一括前払い方式』
(2)ご融資金利に保証料率を上乗せして毎月のご返済と一緒にお支払いいただく『月次後払い方式』
繰り上げ返済の手数料 ■一部繰り上げ返済:0円
■全額繰り上げ返済:
・変動金利型、全期間固定金利型…
借入後3年以内 3,240円
借入後5年以内 2,160円
借入後5年超 : 無料
・上限金利特約型、固定金利特約型:32,400円
事務手数料 ① 団体会員の構成員の方、生協会員の方 : 10,800円(消費税込み)
② ①以外の方 : 32,400円(消費税込み)
団体信用保険料 0円
疾病保証特約 オールマイティ保障型団信(3大疾病保障特約・障害特約付団体信用生命保険)
(保険料相当額を金利に上乗せ(年0.3%))
※最高6,000万円(融資額の範囲となります)
9大疾病補償付住宅ローン
金利上乗せ+0.30%
特典
自己資金
最大融資額 1億円 5,000万円以内
返済方法 元利均等毎月返済または元利均等毎月加算併用返済 元利均等返済または元金均等返済
事前審査の回答
キャンペーン
問い合わせ 0120-86-6956
受付時間 平日 午前9時~午後6時
各JA窓口
公式HP 中央労働金庫の住宅ローンの公式サイトはこちら JAバンクの住宅ローンの公式サイトはこちら

借り入れの条件

◯WIN 中央労働金庫(ろうきん)
中央労働金庫(以下ろうきんと記載します)の住宅ローンの借り入れ条件は以下の通りです。

年齢:20歳以上 最終返済時76歳未満
年収など:150万円以上の安定収入があること
勤続年数:1年以上(自営の場合は3年以上)
借り入れ金額:最高で1億円まで
期間:35年まで

その他:団体信用生命保険に加入できる方

借り入れ可能年齢の幅はこちらのほうが厳しいですが、年収や勤続年数についてこちらのほうがハードルが低く、借り入れの相談をしやすい印象です。借り入れ金額もこちらのほうが大きいので、都心部などでまとまった金額が必要な住宅ローンにも対応できそうです。

×LOSE JAバンク
JAバンクの住宅ローンの借り入れ条件等は以下の通りです。

年齢:20歳以上66歳未満 最終返済時80歳未満
年収など:200万円以上
勤続年数:3年以上
借り入れ金額:10万円~5000万円まで
期間:3年~35年まで

その他:団体信用生命保険に加入できる方

年収や勤続年数の条件が少し厳しく、ローンの検討時にハードルとなりそうな印象です。ただし、具体的な条件などはJAバンクの各支店によって異なる部分もあるようなので、検討の際には電話などでの確認が必要です。

商品種類

◯WIN ろうきん
ろうきんで取り扱う住宅ローンの種類は主に4つです。

1:固定特約型(3年、5年、10年、20年)
2:変動金利型(半年ごとに金利の見直し、5年ごとに返済額の見直し、ただし上昇時にも毎月返済額の1.25倍までを限度とします)
3:LooF10(上限金利特約付き10年・変動)
4:前期間固定金利型

種類が多く、自分の希望にあったものを選ぶことができます。LooF10の場合、上限を設けるため通常の変動金利よりも少し金利が高くなります。安定を選ぶ方も、変動でのメリットを期待される方も選択肢が増え、より満足な選択ができそうです。

×LOSE JAバンク
JAバンクでの取り扱いは固定変動選択型、変動金利型、固定金利型の3種類です。組み合わせとしては十分な印象もありますが、選択肢という点でこちらの負けとさせていただきました。

金利

×LOSE ろうきん
ろうきんの住宅ローンは、基準金利から取引内容によって金利の引き下げを行っていくものです。

例えば固定金利3年(平成28年4月)の場合、基準金利2.450%→当初引き下げ型(会員)0.750%、全期間引き下げ型(会員)1.05%となっています。また10年では、基準金利2.500%→当初引き下げ型(会員)0.8%、全期間引き下げ型(会員)1.1%になります。非会員の方の場合は、すべてプラス1.5%となりますので注意が必要です。

金利引き下げの条件としては、給与振り込み・財形預金、カードローン、公共料金、ダイレクトバンキングなどの取引などがあります。同じ期間で比べた場合、ろうきんのほうが若干高めになるようでしたので、こちらの負けとさせていただきますが、金利についてはタイミングや交渉内容によって都度変わりますので一概に言えない部分でもあります。

◯WIN JAバンク
JAバンクの住宅ローンの金利は、支店ごとに異なり、JAバンク全体としては公表していません。しかし、各支店のHPを見ると、多くの支店で金利の公開をしています。それぞれ金利が異なることもあり、金利については事前にリサーチと電話などでの確認が必要になります。
例えばJAさいたまのHPで公開されいる金利は、固定金利3年の場合、基準金利2.9%→△2.1%で0.8%、

固定金利10年の場合、基準金利3.05%→△2.35%で0.7%となるようです。こちらは引き下げ幅の大きさがかなり目立ちますが、その引き下げ条件などは特に公表されていません。口コミなどを見る限り、給与振り込みの指定や積立などが条件としてあげられているようです。支店によっての違いがあるほか、条件等の不明点もありますが、全体的に見てもJAの金利がろうきんよりも安くなる傾向でしたのでこちらを勝ちとさせていただきます。

繰り上げ返済

◯WIN ろうきん
ろうきんの住宅ローンでは、一部繰り上げ返済の手数料は無料です。全部繰り上げについては、3240円~32400円の手数料がかかりますが、一部繰り上げ無料は非常に魅力的な部分です。こちらを勝ちとさせていただきます。

×LOSE JAバンク
JAバンクでは、繰り上げ返済について、一部・全部とも手数料がかかります。都度の繰り上げ返済での手数料は、一回当たりの金額はそれほど大きくないようですが、それも数を重ねれば大きな違いになってしまいますね。

団体信用生命保険

×LOSE ろうきん
ろうきんで取り扱う団信は、通常の団信(ろうきん団信)、夫婦連生団信、オールマイティ保障型団信です。

夫婦連生団信は、年間の金利に保険料として0.1%上乗せすることで、持ち分や補償の割合に関係なく、どちらかが死亡や高度障害となったときに全額を保険金にて返済されるというものです。また、オールマイティ保証型団信は、年0.3%を上乗せし、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)に対しての保障もつけるものです。

3大疾病に対する保障は非常に魅力的ですが、こちらは急性心筋梗塞と脳卒中での保険適用までに60日以上の入院、365日以上の就業不能などの条件が付けられています。この条件がJAバンクのものに比べかなり厳しく、こちらの負けとさせていただきました。

◯WIN JAバンク
JAバンクで扱う団信は、通常の団信のほか、9大疾病付きのものになります。こちらの9大疾病付きは、年0.3%の上乗せで、がん・心筋梗塞・脳卒中と診断された場合や、高血圧・糖尿病・慢性膵炎・肝硬変・慢性腎不全・ウイルス肝炎で一定の条件を満たした状態になった場合に保険金がおりるものです。

ろうきんとの大きな違いは、脳卒中や心筋梗塞と「診断」された時点で保険がおりる点です。どちらも同じ0.3%の上乗せなので、こちらのほうが手厚く対応してもらえることから、こちらの勝ちとさせていただきます。

その他サービス

◯WIN ろうきん
ろうきんのHPからは、ローンのシミュレーションのほか、ローン相談フォーム、簡易審査などができるようになっていました。忙しくてなかなか店舗へ行ったり電話をすることができない人にも、住宅ローンの検討をしやすい作りになっていました。

×LOSE JAバンク
JAバンクは、基本的に支店ごとに金利やキャンペーンなどが異なっており、住宅ローンについての相談もそれぞれの支店へという印象でした。シミュレーションはできるようになっているものの、ローン相談や簡易審査などがあるろうきんに比べると少し寂しく感じる部分もあり、こちらの負けとさせていただきました。

結局どっちがいいのか?

対決項目 中央労働金庫(ろうきん) JAバンク
借り入れの条件 ×
商品種類 ×
金利 ×
繰り上げ返済 ×
団体信用生命保険 ×
その他サービス ×
合計ポイント WIN:4
LOSE:2
DRAW:0
WIN:2
LOSE:4
DRAW:0
総合結果 ◯WIN ×LOSE

今回ろうきんとJAとの対決結果は「ろうきん」の勝ちとさせていただきたいと思います。

ろうきんは、中央労働金庫に出資のある労働組合や、公務員の団体などの構成員、また一部の生協の組合員などが「会員」となり、そのメリットを最大に利用することができます。

また、JAでは、それぞれの支店ごとに金利を設定していたりHPを持っていたりと、多種多様なイメージを受けました。

JAのメリットとして
・金利が安い
・団信が充実している
・支店が多く、また支店ごとに違うのでJAの中でも比較できる
といった点です。

特に団信の手厚さが大きなポイントとなりましたが、今回の対決では、ろうきんの繰り上げ返済無料の魅力などもあり、かなりの僅差での結果です。

ろうきんは申し込む方の勤務状態によってはどう頑張っても「会員」にはなれず、そのメリットを受けられない場合があります。

上記の対決にはあげませんでしたが、どちらも保証料がかかることや、JAの場合は火災保険についてはJA共済に加入することになり、他の保険会社で選ぶことはできないことも理解しておく必要があります。

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